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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第453号 2016年12月2日発行)by AVCC

「人生100年時代」のマイキャリアを考える

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 KK2では、以前よりキャリア3ステージ(アソシエイト ~34歳、リーダー 35歳~49歳、シニア 50歳~)を提起してきましたが、高齢者の運動力が11歳程若返っている、役所や大企業の管理職登用(権限委譲)年齢の高齢化、女性やシニアの雇用が増大する一億総活躍社会等を鑑み、「リーダー」を10年伸ばし35歳~59歳、「シニア」を60歳以上とする、新しい「人生100年時代キャリア3ステージ」を提起します。
 11月21日付けの総務省「人口推計」では、日本の総人口(概算値)は1億2,695万人、前年同月比▲16万人(▲0.13%)と発表され、人口減少社会が進んでいます。総務省「人口推計」を集計すると、アソシエイト4,181万人、リーダー4,238万人、シニア4,276万人となり、奇しくも三分の一ずつとなります。

人生100年時代キャリア3ステージ

 一方、2016年版厚生労働白書によると、60歳以上の人の6割以上が65歳を超えても仕事をしたいと考えており、来年1月1日以降65歳以上の方へ雇用保険の適用拡大が実施されます。
 戦後復興と高度成長期を通じて、「良い大学に合格し、良い企業に勤め、安定した収入を確保し、定年退職金で余生を過ごす」という「キャリア」を多くの人が目指しました。しかしバブル崩壊から「失われた20年」を経て、非正規雇用の急増、子育てと仕事を両立する夫婦の増加、年齢に拘らず出番のある元気な高齢者の増加等、「キャリア」は多岐多様化しました。挙げれば切りがありませんが、正規・非正規格差、教育格差、デジタルデバイド、貧富の差等格差が広がり、恵まれている側は「今が良ければ、自分さえ良ければ」と問題点から目を背ける等課題も山積です。
 KK2は「共に考え、共に学び、共に担う社会へ」を標榜し、日本人が「対話」を重ね「お互い様」という気持ちを大切に「連帯感」を持ちキャリアを積み重ねることで、課題をひとつひとつ解消することができると考えています。
 KK2は11月7日に開催した第42回エキスパート・スタジオ石垣一子さんの映像を「シニア」のロールモデルとして公開しました。農家の娘として生まれ、農家に嫁ぎ、専業農家として竈(かまど)を大きくし、幅広い年代の農家の主婦88人を組織化し「陽気な母さんの店」を営むキャリアに学ぶことが多々ありました。また12月22日に開催する第43回エキスパート・スタジオ設楽哲也さんでは、「リーダー」のロールモデルとして企業人や教員の経験を経て先祖代々の土地に帰農、戦略的な農業経営を実践するキャリアが語られます。
 皆さん「人生100年時代」に向け、マイキャリアを考えしごと力を磨きましょう。  

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■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
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