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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第471号 2017年4月14日発行)by AVCC

新人が一人前になっていくために、85%の企業が実施する仕組みは何か?
新人が定着し、働き方改革にもつながる業務分析とは?

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

 新入社員研修の内容は、例年と同様に「社会人としての心構え」、「マナー」、「会社の仕組み・ルール」がトップ3となっています。1,001人以上の企業では72%で「メンター制度」が導入され、「新入社員フォロー研修」は85%が実施しており、新人を手厚く受け入れていく環境が作られています。が、会社規模が小さくなると、2つの仕組みとも導入率が低くなっています。(左図参照)
 「新入社員フォロー研修」の課題としては、図は載せていませんが、第1位が「モチベーション維持」で62%、第2位は「配属先での悩み」が61%となっています。配属先が希望通り、ということは顧客・業務の状況によって決まってくるため、メンター等の周辺がどう新人をサポートしていくか、が焦点になってきます。「会社の仕組み・ルール」が研修されている中、自分の配属の意味も理解し、「社会人としての心構え」をもってメンターの先輩とよく話をしながら、その会社においての「一人前」になって、定着していってほしいものです。

新入社員フォロー研修、残業の原因
出典:ProFuture、2017年3月、「新入社員フォロー研修の実施」出典:日本労働組合総連合会、2015年1月16日、
「労働時間に関する調査」

 働き方改革の一環として、業務分析の上、新人等の若者への業務と共に、IT等のツールにより、生産性を向上できる業務を抽出することができます。
 右図のように、残業の原因としては「仕事を分担できるメンバーが少ないこと(53.5%)」が最も多くなっており、生産性向上は必要不可欠です。また、「上司は業務量について適切なマネジメントを行っているとは思わない」が3割半という調査結果もあります。ある組織ではITの効果的導入で残業代を三分の一にできたなど、生産性向上の事例もあります。皆さんの職場では、業務分析を管理職と一緒に行い、何らかの生産性を向上していますか?
 KK2では、メンターにも関連するキャリア相談室、新人研修に毎年使われているプログラムもございますので、企業の人事部の方、そして新人の皆さんは、ぜひご覧頂ければと思います。

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

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