「江戸TOKYO散歩」~広重「名所江戸百景」と東京の今~
~ 広重の描いた「江戸」の視点から東京再発見 ~
財団法人高度映像情報センター(AVCC)は、2008年新春「霞が関ナレッジスクエア」開設記念事業として、江戸の浮世絵師 歌川広重の作品「名所江戸百景」と現代の東京の風景をオーバーラップさせ、東京の魅力を再発見するハイビジョン映像作品の企画・制作に着手いたしました。
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「霞が関ナレッジスクエア」が位置するランドマークタワー「霞が関コモンゲート」(霞が関中央合同庁舎第7号館)には、再現した江戸城外堀の石積みや、外堀の水面位置を刻んだ壁など、かつて大名屋敷が立ち並んでいた江戸の面影が残されています。
そこで、開設記念事業を企画するにあたり設定したテーマは「江戸」。「霞が関ナレッジスクエア」の大画面ハイビジョンモニターを活かした映像制作を企画しました。
ちょうど開設記念の今年2008年は、江戸の浮世絵師 歌川広重の没後150年にあたります。広重の晩年の最高傑作である「名所江戸百景」に収められた躍動感あふれる色鮮やかな視点を通して、かつての江戸と現在の東京の風景や人々の営みの対比を高精細な映像に収めました。
「名所江戸百景」で取り上げられた119箇所の名所の中から冬、春、夏、秋をテーマに作品をそれぞれ3点ずつ選び、現在の東京と対比し人々の営みや文化を表現します。
2008年新春にリリースした第1作目は、「霞が関ナレッジスクエア」のある霞が関3丁目付近を描いた「虎ノ門外あふひ坂」のほか、「浅草金龍山」「湯しま天神坂上眺望」を取り上げました。いずれも江戸の冬景色を描いた作品となっています。
なお、歌川広重の浮世絵データなどの資料提供につきましては、川崎・砂子の里資料館様にご協力をいただいております。
前述の第一作目は2008年1月、霞が関ナレッジスクエア事業のこけら落とし「ネットワークフォーラムin霞が関」でお披露目の後、エキスパート倶楽部の103インチプラズマディスプレイで随時上映しています。
以降順次制作をすすめ、2008年10月には12作品が完成し、同年11月4日に文化庁との共催による文部科学省 第50回「教育・文化週間」関連事業として完成披露記念講演会を実施。また、霞が関ナレッジスクエアのホワイエには、映像で取り上げた12作品を展示する“広重 「名所江戸百景」ミニギャラリー”を開催しています。是非足をお運びください。
虎の門外あふひ坂
安政4年(1857年)11月
千代田区霞が関三丁目付近
協力:虎ノ門金刀比羅宮、霞が関コモンゲート、巴町砂場

浅草金龍山
制作年:安政3年(1856年)7月
台東区浅草 浅草寺
協力:金龍山浅草寺

湯しま天神坂上眺望
制作年:安政3年(1856年)4月
文京区湯島 湯島天神
協力:湯島天満宮、東天紅

する賀てふ
制作年:安政3年(1856)9月
中央区日本橋室町 三越本店付近
協力:(株)三越、(株)山本海苔店、三井不動産ビルマネジメント(株) 、鮨処日本橋蛇の市本店

山下町日比谷外さくら田
制作年:安政4年(1857)12月
中央区銀座5、6丁目から日比谷公園
協力:㈱帝国ホテル、東宝(株)、日本生命保険(相)
飛鳥山北の眺望
制作年:安政3年(1856)5月
北区王子 飛鳥山公園
協力;北とぴあ、紙の博物館、王子神社
大はしあたけの夕立
制作年:安政4年(1857)9月
中央区浜町3丁目、江東区新大橋1丁目 新大橋付近
協力:東京都観光汽船、ゴッホ美術館(アムステルダム)

堀切の花菖蒲
制作年:安政4年(1857)閏5月
葛飾区堀切菖蒲園
協力:堀切菖蒲園、(株)清水硝子

はねたのわたし 辨天の社
制作年:安政5年(1858)8月
大田区羽田6丁目付近(羽田神社)
協力:全日本空輸(株)、東京国際空港、城南島海浜公園管理事務所

両国花火
制作年:安政5年(1858)8月
墨田区両国1丁目付近
協力: 回向院、日本相撲協会

京橋竹がし
制作年:安政4年(1857)12月
中央区銀座1丁目付近 (京橋)
協力:(株)歌舞伎座、(株)INAX、(株)渡邊木版美術画舗

四ツ谷内藤新宿
制作年:安政4年(1857)11月
新宿区新宿一丁目付近
協力:都営地下鉄大江戸線、新宿ささもと、新宿御苑、新宿末廣亭