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江戸TOKYO散歩
  霞が関ナレッジスクエア 広重「名所江戸百景」ミニギャラリー  

霞が関ナレッジスクエアのホワイエには、「江戸TOKYO散歩」で紹介する広重の「名所江戸百景」12作品(復刻版)を展示しています。どなたでも自由にご覧いただけますので、お時間のあるときにでも是非足をお運びください。

広重「名所江戸百景」ミニギャラリー

開館時間
 9:00~20:00(土日祝は休館)
※現在は節電協力のため18:00閉館です。
入場料
 無料

霞が関ナレッジスクエア ホワイエ
 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1
 霞が関コモンゲート西館3階
 電話:03-3288-1921
展示作品
  • ・「虎ノ門外阿ふひ坂」安政4年(1857年)11月
  • ・「浅草金龍山」安政3年(1856年)7月
  • ・「湯し満天神坂上眺望」安政3年(1856年)4月
  • ・「飛鳥山北乃眺望」安政3年(1856)5月
  • ・「山下町日比谷外さくら田」安政4年(1857)12月
  • ・「する賀てふ」安政3年(1856)9月
  • ・「大はし阿たけの夕立」安政4年(1857)9月
  • ・「堀切の花菖蒲」安政4年(1857)閏5月
  • ・「は祢たのわたし 辨天の杜」安政5年(1858)8月
  • ・「両國花火」安政5年(1858)8月
  • ・「京橋竹がし」安政4年(1857)12月
  • ・「四ツ谷内藤新宿」安政4年(1857)11月

歌川広重「名所江戸百景」について
 『名所江戸百景』は、歌川広重の最晩年の代表作である。大判錦絵の竪絵で、広重の署名のある118枚と、梅素亭玄魚による目録「一立斎広重一世一代 江戸百景」、二世広重の署名のある「名所江戸百景 赤坂桐畑雨中夕けい」の合計120枚で、大揃いとされる。版元は、魚屋栄吉、通称は魚栄。出版を許可する改印から、刊行期は、安政3年(1856)2月から安政5年(1858)11月までの間であることがわかる。ただし、広重は安政5年9月6日に没しているので、シリーズ中の3点は没後の刊行ということになる。また、目録は書家としても知られた玄魚が、春夏秋冬に分類して編集している。この目録もまた広重没後に編まれたものといえる。なお、二代目歌川広重の作は、安政6(1859)年4月の改印がある。

さて広重は、生涯において江戸の名所を百種類以上も描いている。江戸の風土は、夏は暑く冬は寒いうえ、平野の砂塵を強風が巻上げるという状況であったという。しかし広重は独自の眼差しで、情緒豊かに江戸の繁栄と平和な日々の暮らしを描いた。実際このシリーズで描かれた江戸名所は、地域を特定することなく江戸の隅々にまで及んでいる。そこにはありふれた日常の情景と、四季折々の風情が盛り込まれ、人々に深い感銘を与え、愛着をもって受け入れられてきた。

シリーズの刊行から150年、作品の調査研究も進み、さらには東京伝統木版画工芸協会により全作品の復刻が完成した。このたびの展示は、この平成の復刻によるものである。

*大判というのは、紙の大きさのことで大奉書(産地によって多少異なるが約39cm×53cm)の半分大きさにあたる。また、錦絵とは、多色摺木版画のこと。作品は、版元が企画し、絵師が絵を描き、彫師が版木に彫り、摺師が摺る分業によって作られる