KK2  weekly【メッセージfromKK2】 (第406号 2016年1月8日発行) by AVCC

霞が関ナレッジスクエア
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メッセージfromKK2

2016年申(さる)年、行動を科学し、本質的な絆を深めましょう

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

久保田了司さん
 明けましておめでとうございます。日本各地で暖かい穏やかなお正月を迎えられた事と思います。皆さまにとって申(さる)年が良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
 申(さる)と言えば「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿」と呼ばれ、日光東照宮の彫刻が知られています。これは「人の欠点は見ない、人の悪口は聞かない、そして人の悪口は言わない」という戒(いまし)めだそうです。私はこの戒めを踏まえ、2016年は、価値観や立場の違い、恩讐を超え、多様な人と人がしっかり交わり理解を深め、家族のみならず職場・地域で絆を深めていくことが求められる年と受け止めました。
 日本が迎えている経験したことのない「超高齢社会」へ向き合うためには、私達一人ひとりが、「ご縁」を大切にもっと理解し合い絆を深め支え合うことが大切です。またお世話になっている居住地域にもっと関心を持ち、地域での活動に主体的に参画することも大切です。自分自身の頭で考え絆を深めた者同士が助け合い、自主的に行動を起こすことで超高齢社会に向き合う、即ち自律した個・組織・地域を育むことこそ、これからの社会に対処できる方法と私は考えています。
 KK2は「共に考え、共に学び、共に担う社会へ」をミッションに掲げ、みなさんに学び、交流する場を提供しています。まさに現在迎えている「超高齢社会」に向き合うための気づき、考え、行動する場ともいえますが、実際に学び、体験した方が「納得」し、「行動」を起こしたのか? そしてその「行動」が課題解決に繋がっていったのか・・・? まだまだ仕組みづくりに偏しており、目指す成果を上げているとは言いきれない段階です。これからの日本に求められる人材の行動特性を分析し要素分解し、課題解決に向けた行動科学的なアプローチを進めていきたいと思います。
 行動を科学し、本質的な絆を深めましょう。2016年もよろしくお願いします。