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各地で秋祭りの声が聞かれるようになりました。都会で暮らしていると、祭りとは疎遠になりがちですが、最近、徐々に変化が現れています。
東京都内や郊外の街では、防災訓練もかねて夏祭りを計画、地域住民を巻き込んだ炊き出し訓練を行う商店会や町内会、自治会が出てきています。平常時に、意識して住民同士の繋がりづくりをしておかないと、いざ、非常時にご近所力、心と体が一緒になった共助が成り立たない、ということなのでしょうか。
さて、3.11の東日本大震災以来、KK
2が交流を続けている大船渡市末崎(まっさき)町では、この秋、4年に一度の中森熊野神社式年大祭が開催されます。前回(2012年)は被災後間もなかったため、鎮護や復興祈願の虎舞や七福神などの伝統芸能の奉納や、津波の破壊が色濃く残る漁港から神輿の曳航が行われました。祭りを実行することで幼児から高齢者まで、顔の見える関係づくりと復興へ向かう地域の絆の結び合いが行なわれました。
末崎町には、神坂と中森にふたつの熊野神社があり、かつて末崎が村だった時代から、それぞれの神社のもと、集落を均等に振り分け、氏子としてきました。地域のことは何でも集落単位で考え、行動しますので、コミュニケーションは取りやすかったかと思います。
集落は、これまでも世帯人口の増減による独立・合併などで多少姿を変えてきましたが、神社や寺、農協、漁協などが集中し、碁石地区の中心地だった泊里(とまり)地域は、震災で大打撃を受け、地域公民館、自治会とも消滅し、西舘地域に吸収されてしまいました。
この、10月15日・16日の
「デジタル公民館まっさき」活動では、スタッフ全員で熊野神社の祭りに駆けつけ、写真撮影やSNSでの情報発信を地域の方々と協働することで祭りに参加、地域の暮らしの一端を体験、学んでくる計画です。活動結果は改めてご報告するつもりです。