メッセージ from KK²

KK²weekly【メッセージfromKK²】（第451号　2016年11月18日発行）by AVCC

「答え、結論を求めず」
－レジリエンスの修得－

　第13回しごと力道場を10月22日に無事開催することができました。5回以上参加の2名、初めての方が2名を含む10名で、「成長とは何か」をテーマにした3時間の研修でした。毎回テーマは変わり、過去は「リーダーシップとは何か」「チームワークとは何か」等、しごとに関するものが多いですが、このしごと力道場では、既存の研修プログラムと違い、必ずしも「こうでなければ」とか、「こうするべきだ」と言った「答え、結論」を求める事はしていません。したがって、自己紹介や研修後の交流会でも「もやもや感が残った」等といった感想もありますが、しごと力道場では、結論はあえて求めず、自己の発言力、対人理解力、双方向のコミュニケーション力など、「対話力を鍛え、しごと力を高める」事の方に重点を置いていると説明させていただいています。

　今年も残り1か月あまりとなりましたが、世界的な変化の年だったと思います。変化が常態化し、「答え、結論」が見えづらくなった世界では、対話することで変化に気づき、しなやかに対応する力として、*レジリエンス力の個人での修得が求められると思います。

　KK²では、当しごと力道場はじめ、福島県須賀川市の農業家 設楽哲也さんをゲストに迎えて、12月22日（木）に開催する第43回エキスパート・スタジオ等のキャリア関連プログラム、地域再生、食と文化、個人のレジリエンス力向上に活かせる「心と体のストレッチ」など、各種プログラムを今後も推進していきますので、皆様のご利用、ご支援をお願いします。

（*注）レジリエンス：変化をしなやかに受け止め、対応する力

伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK²グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター（AVCC）理事

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