お正月には日本の伝統的な「お燗酒」をお楽しみください
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華井弘子
エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー
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先月30日、今や酒どころ日本一と言われる福島の蔵元を代表して、福島県酒造組合会長で末廣酒造株式会社・新城猪之吉社長を講師にお迎えし、「お燗名人育成講座」を開催しました。
福島県は、日本酒のコンクールで最も伝統と権威ある「全国新酒鑑評会」で、何と4年連続で金賞酒最多県として好成績を収め、その向上した酒質が注目されています。
当日の講座では、日本酒について製法やタイプ、料理との相性などについて新城社長からユーモアたっぷりの楽しいお話を伺い、実際にお燗の温度差による味わいの違いを参加者の方に体験していただきました。常温、上燗(45度)、飛び切り燗(55度)の3段階で4種類の銘柄をご試飲いただき、同じ銘柄でも温度によって味わいが違うことを実感してもらいました。
今、日本では世界中の様々なお酒が気軽に味わえるようになりましたが、お燗をして味わうお酒は、日本酒ならではの楽しみ方です。特にこれから寒い冬を乗り切る為にも、風土に根付いた日本の風物詩としても、生活の中の文化として取り入れていきたいと思いました。
この講座の内容はWeb上でご視聴できますので、これを機にお燗酒の魅力を知って頂ければ幸いです。
尚、エキスパート倶楽部では、パーティご利用の方は、このセミナーでも試飲しました新城社長のお薦め酒「伝承山廃純米」(2016全国燗酒コンテストで金賞受賞)をお好みの温度でお燗ができるようにお燗器を設置しましたので、ぜひお試しください。
それでは、「お燗酒」を楽しみながら、よい年をおむかえください。

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