メッセージ from KK²

KK²weekly【メッセージfromKK²】（第464号　2017年2月24日発行）by AVCC

躍進する日本ワイン〝甲州〟への期待
～第4回「サクラアワード」審査会の結果発表から～

　3月9日（木）の「食と文化講座」では日本ワインをテーマに開催しますが、早々に満席となりお礼申し上げます。日本ワインに関心が集まっていることを嬉しく思います。

　さて、今年で第4回となる、ワイン業界に従事する女性のみの審査会「サクラアワード」が、1月末に5日間にわたって行われ、先週、受賞ワインの結果が発表されました。私も第1回から審査に協力をしていますが、ワイン業界で働く女性達が、これからもいきいきとキャリアを積んでいけたらと願っています。

　年々エントリーされるワイン数も増え、昨年は3,543だったのですが、今年は4,212アイテムのワインが世界37ケ国から集まりました。第1回目の1,922アイテムから比べれば倍以上に増えています。
　ワインの審査方法は、過去開催しましたKK²の「食と文化講座」でご説明していますが、5名1チームで、ぶどう品種毎にブラインドテイスティングで行います。

　日本ワインも昨年に続き躍進しました。今回偶然にも〝甲州〟を担当し、我がチームは2アイテムに最高点のダブルゴールドの評価を付けました。いずれも上品で奥ゆかしい、高品質の味わいです。日本ワインはトータルで61アイテムが受賞し、そのうち甲州を原料にしたワインは21アイテムでした。
　甲州は和食人気と共に海外でも評価が高まっており、日本のワイン生産者も、栽培面積を大幅に増やす計画を進めています。日本人の技術力と努力で、高品質で身近になった甲州をぜひ味わってみてください。

　次年度の「食と文化講座」でも、日本各地の食文化をテーマに開催してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

華井弘子
ワインセミナー講師や企業主催のレセプション、パーティのプロデュース、食品・飲食業界の研修講師や、料飲サービスの専門学校講師などの経験を活かし2008年5月より現職。元サントリーパブリシティサービス株式会社常務取締役。一般財団法人高度映像情報センター（AVCC）理事

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