個人と社会のレジリエンスを高めよう!
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伊庭野基明
KK2 グローバルキャリアカウンセラー
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東日本大震災から6年がたちました。その後日本では、熊本地震などの自然災害、世界では、政治、経済、環境でなど、大きな変化が多く起こっていると私は感じます。これは、IT進化により、世の中で発生する事象がリアルタイム、且つ多量に私たち個人に届くようになったからかもしれません。
多量の情報を劇場型、未整理に伝えるメディアにも課題がありそうですが、ここは我々個人が、自分に必要な情報は何か、何をすべきか等、自分で自分を、自分たちで地域を、社会を守り、前へ進むという気概が必要ではないかと思います。そして、私たち日本人には今どのような力が求められているのでしょうか。
今年1月から毎月、KK2しごと力向上ライブラリに、「グローバル社会と日本人に求められる力」という自学自習プログラムを無料公開していますが、その中で「個人と社会のレジリエンスを高める」という事をお話ししています。
レジリエンス(resilience)とは、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語ですが、ジョージ・A・ボナーノという学者は「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」と定義しています。
「グローバル社会と日本人に求められる力」より
KK2では、2月25日に第14回「しごと力道場」を「自律とは?」をテーマに開催しました。「日本企業で今求められているのは自律だが、自立と自律は違うか?」「海外企業での職場の実体験」など幅広い内容で対話力向上プログラムを実施しました。「自律」というテーマ自体も、「対話力向上」というこのプログラムの狙いも、個人と社会のレジリエンスを高めるという方向に向いていると思います。
「グローバル世界と日本人に求められる力」シリーズは、3月30日(木)に「3.これからの日本人のキャリアデザイン」を公開予定です。1回、2回と合わせて是非ご利用ください。
「グローバル社会と日本人に求められる力」はこちらをクリックするとご覧になれます。
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