社会と大学をシームレスに
先月25日、早稲田大学人間科学部の「教育メディア科学」という講義へ招聘講師として招かれ、KK2の「しごと力向上ライブラリ」に上梓させていただいている「グローバル社会と日本人に求められる力」をベースに、90分の講義をさせていただきました。人口減少下の日本の現状、IT進化と、陰りの見え始めたグローバル化の現状を皮切りに、コンピテンシー、レジリエンス、そして私の海外勤務の経験を踏まえて、国際人とは何か、キャリアはどう考えるか、などのお話しをしました。1年生から大学院生まで約60名の学生の皆さんが真剣に私の話を聞かれていて、大学生の勉強意欲の一端を見せていただきました。
講義資料からの抜粋
授業の最後に感想、質問などのレポートを書いていただきましたが、「キャリアについて考えるよい機会となった」、「キャリアについて明確に決めなければと悩んでいたが、流れに身を任せる中で学ぶという考えもありという事で楽になった」、「自分の性格は変えられないと思っていたが、時間をかければ変えられるかもしれないと思った」、「グローバル社会での経験を聞けて参考になった」、「国際人という意味の理解が改まった」など、皆さんが私の話のポイントをよく理解していただいた事がわかりました。このような社会と大学をつなぐプログラムの場をご提供いただいた、早稲田大学の永岡慶三教授に感謝いたします。
さて明日になりますが、6月17日(土)開催予定の「しごと力道場」は、社会のさまざまな分野で仕事をされている方々10名ほどが集い、対話型でじっくりと議論する研修プログラムです。今回のテーマは「対話とは?」。 もともとは現役の社会人同士の研修なのですが、今後は社会と大学をつなぐという視点でもKK2プログラムを進化させていければと思いました。
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