ビジネスツールとしての会計を学ぼう
|
野田弘子
公認会計士(プロビティコンサルティング株式会社 代表取締役)
KK2アドバイザリーメンバー
|
縁があって、KK2のプログラム「第25回エキスパート・スタジオ」や「世界(グローバル)の中で仕事をしていくために」で、お話をさせていただいております。KK2の様々なプログラムにも参加しています。
私自身は会計の企業研修に特化した会社を設立して活動しております。会社を設立した理由は、外資系企業を辞めた後にコンサルタントとして日本企業と関わった際、一部上場企業の経営層でも会計に関する知識がとても十分とは言えないという事実に直面したからです。外資系企業ではありえないことです。
例えばフランスでは、グランゼコールという各分野の大学院レベルの学校で英語・会計・ITの基礎知識を身につける。卒業後は二十歳代から子会社や海外に責任者として派遣され、自ら経営を行う中で選別されていくという厳しい競争があります。カルロス・ゴーンの卵はたくさんいるのです。日本企業がグローバル競争に巻き込まれて果たして大丈夫なのか? 海外企業M&Aの高値掴みや、うまくいってない経営結果をごまかすための不正会計などなど、大丈夫でないケースが続出しているわけで、これは経営者を育ててこなかった当然の結果です。
だからこそ、すべての社会人にできる限り早いうちから会計を学んでほしい。会計の原理そのものはビジネススクールに通わなくても1日で学んでいただけます。後は日々のビジネスの現場での実践あるのみなのです。
KK2で公開されている「しごと力向上ライブラリ」に収録されたプログラム「今こそ知っておきたい「仕事に役立つ会計の基本」」「仕事に役立つ会計の基本 ~管理会計入門編~」は、20分間程度の長さです。下からリンクしておりますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

KK2で無料公開しているプログラム「しごと力向上ライブラリ」より
|