メッセージ from KK²

KK²weekly【メッセージfromKK²】（第487号　2017年8月4日発行）by AVCC

日本国中で「人材の無駄遣い」していませんか？
～人口減少社会で広がるシニアの出番～

　日本各地で猛暑や集中豪雨が発生していますが、皆さまにはリスク管理体調管理に留意され、安全無事にこの夏を乗り切られることを祈念致します。

　人口が減っても、子供が減っても、安心して暮らせる持続可能な社会を標榜し、KK²は、(1)「コンピテンシー」を鍛える、(2)個人と社会の「レジリエンス」を高める、(3)「共同体感覚」を意識し育成する、といった社会教育活動を進めています。プログラムの一つ「デジタル公民館まっさき」活動は、2011年秋、岩手県大船渡市末崎（まつさき）地区公民館を訪問しスタートしました。以降6年間継続的に展開したプログラムがやがて地域の皆さんの共感を得、徐々に末崎地区のシニアが中心になった自律した地域活動が芽生えてまいりました。
地区公民館(ふるさとセンター)と居場所ハウスでの夏休みプログラムに「KK²の皆さんも参加しませんか？」との末崎からの要請に応え、7月29日～30日の二日間に10名のスタッフが参加し学びと交流を深めました。

（左）7月29日「7月PC教室」～facebookを学ぶ～　　（右）7月30日「夏休み親子ものづくり教室」

　「PC教室」では、パソコンが苦手なシニアが得意なシニアに学ぶ学び合いが始まり、ディジタル・ディバイド(digital divide)の緩和が進んでいます。「夏休み親子ものづくり教室」では、シニアが培った技術と経験が子供達の体験学習に活かされています。

　全国津々浦々でじわじわと、やがて急激に「人口減少社会」広がります。社会的にシニアの「出番」を用意していかなければ「人材の無駄遣い」です。理想論かもしれませんがKK²は「共に考え、共に学び、共に担う社会」を目指し活動してまいります。

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