今週10月3日、KK2のデジタル公民館まっさき活動を通じてお付き合いが始まった、岩手県大船渡市末崎町居場所ハウスの位置づけ・運営体制について話し合う「共に考え共に学ぶ交流会」に参加しました。シニアによるシニアのための「居場所」創りについて学び、ご高齢のスタッフやボランティアの方々の献身的な活動と熱い思いに、大いに「元気」を頂戴しました。NPO法人「居場所」創造プロジェクトが、ワシントンDCの非営利組織「Ibasho」が提唱する8理念をミッションとして掲げ、推進して来られた自律した地域コミュニティ活動は、超高齢社会の範となる活動だと言えます。
一方、この活動のサスティナビリティ*についての話し合いでは、人口減少社会故に、支えられる人の増加と支える側の人手不足という「運営体制」の課題が明らかになり、また東日本大震災の復興をきっかけに始まったプロジェクト故に、事業収入の大半を占める復興関連の補助金の先細りが予想され、自主財源の創出等「財政の確立」が急務であることが明らかになりました。
シニアによるシニアのための「居場所」を創ることは、人生100年時代の全国的な課題ですが、地域住民のボランタリーな活動に依るには無理があり、少額であっても対価が得られるシニアの「しごと」にする必要があります。また都会には年齢という物差しで「しごと」(役割)を失ったシニアも多数居られます。こういった方々のビジネスで培った経験を再び活かす出番作りが必要ではないでしょうか。 (注)*サスティナビリティ=持続可能性
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