メールマガジンヘッダー

メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第518号 2018年3月9日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1427 本(3月8日現在)

「働き方改革」で推進されている13の施策。
労働者とマネージャの「幸せを喚起する施策」は同じですか?

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

 皆さまの会社の働き方改革では、どんな施策が打たれていますか? 22時になったら帰宅するよう、徹底されているだけではないですか?
 働き方改革には「①労働時間の見える化」、「②テレワーク・モバイルワーク」、「③オンライン会議」、「④グループワーク等のナレッジマネジメント」、「⑤ストレスチェック」、「⑥モチベーション・幸福度サーベイ」など、様々な施策があります。私がセンター長を務める働き方改革研究センターの「働き方改革に関する調査2.4万人」*によると、既存調査を整理して13の施策を取り上げ集計してみると、何らかの施策が導入されているのは20.3%になっています。その中で上位を占めているのは、先に挙げた6項目です。AIも施策に入れましたが、10番目の導入となっています。皆さまの会社ではそういった施策は導入されていますか?
 この調査は労働者からの回答結果で、マネージャからの回答結果では33.7%となっています。会社やマネージャは導入をしたものの、労働者に対して十分な説明がされておらず、多くの労働者が認識していないということも分かりました。

 一方で、未導入の施策でも、労働者は「導入されると活用したい」と思っていても、マネージャが「必要性を把握していない」施策は、「タレントマネージメント」、「AI」など、「ソフトウェア・情報サービス系」の業種(下図)においては見えてきます。

「働き方改革に関する調査2.4万人」より「業種:ソフトウェア・情報サービス業・インターネット付随サービス業(アプリ等)」
「働き方改革に関する調査2.4万人」より
「業種:ソフトウェア・情報サービス業・インターネット付随サービス業(アプリ等)」

 働き方改革研究センターでは、施策の他、全社での計画、研修、人事評価を含めた制度、等の調査項目を「CSP(Corporate Systematic Profile)」として働き方改革推進の項目を体系化し、働き方改革を業種での平均値との比較で組織を診断していきます。皆さんの組織で、どんな施策のニーズがあるか、マネージャと労働者、両者の幸せが喚起される施策があるかなど、検討が必要でしたら、KK2 Webサイト ページ上部の「お問い合わせ」から事務局にご連絡下さい

*注 働き方改革研究センター(2.4万人CSP調査)(センター長:明治学院大学 伊藤、メンバー:リクルートワークス研究所、NTTデータ経営研究所、デロイトトーマツコンサルティング、プロフューチャ等、事務局:パイプドビッツ)

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)

※メールマガジンはHTML形式で配信しております。メーラー(メール送受信の仕組み)の種類や設定により正しく表示されない場合があります。
※当メールには返信できません。お問い合せ・イベントの申し込みはそれぞれのプログラムからお願いします。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3階
電話:03-3288-1921  FAX:03-5157-9225
■Webサイト:
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)
霞が関ナレッジスクエア
霞が関ナレッジスクエアFacebook
■登録情報変更及びメルマガの登録停止:(ログイン後に「マイページ」から)
ログインページへ