人工知能やロボット等により代替できる可能性が低い48職業?
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伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員 明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)
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皆さま、GWは如何でしたか。
メッセージ第526号『上司の一言「新聞を購読しなさい、自分のお金で!」~ 「AIが人類を超える」ことより「人間の後退」が心配です ~』を踏まえ、GW中にAI時代における仕事についてフォローしてみました。
「英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授」と共同研究をした野村総研による2015年調査において「国内601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算」した結果、日本の労働人口の約49%が、技術的には人工知能やロボット等により代替できるようになる可能性が高いと推計されました。反対に代替可能性が低い職業の一部は、下図の通りですが、皆さんの仕事は如何ですか? 残る52職業は直接レポートを御覧ください。
出典:「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業(50音順、並びは代替可能性確率とは無関係)」内の48職業、 2015年12月02日、株式会社野村総合研究所
こういった、人工知能(AI)やロボット技術などを軸とする「第4次産業革命」が各国政府・民間企業で推進されており、「産業構造審議会 新産業構造部会(第13回) 2017年2月」では、下図のような整理がされています。この中でも、「全てのビジネスパーソンに求められる基礎的ITリテラシー」が設定され、政府で検討されています。皆さまも、第4次産業革命が推進される時代において、自分の仕事を考えるにあたって、求められる「基礎的ITリテラシー」についても考えていきませんか。
出典:産業構造審議会 新産業構造部会(第13回) 2017.2人材・雇用パート討議資料
KK2では、メッセージ第526号や、今回取り上げましたように、AI時代、第4次産業革命の下で求められる人材についてフォローしていきたいと思います。
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