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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第541号 2018年8月24日発行)by AVCC

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イッシュー(issue)は何ですか?
 -答えの無い世界への取り組み方 -

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 先月に続き私事で恐縮ですが、32歳の時にアメリカのビジネススクールに留学しました。9月から新学期となり、英語での授業の困難さは覚悟していたのですが、なんだか聞いたこともない言葉が飛び交います。その代表格が「イッシュー(issue)」で、教授も生徒も皆、「ここでのイッシューは何ですか!」「このケースのイッシューはこれです!」と言い合っています。ビジネススクールでは、「ケース」と言って、実企業・組織の経営状況をまとめた資料(財務諸表、ニュース等)を基に、経営内容についてあらゆる角度から議論します。そこで登場するのが、イッシュー=課題について考え、定義する事だったのです。ある生徒は、「経営者の戦略」を、又ある生徒は、「財務状況、資本政策」を課題として定義し、それぞれ自分たちなりの解決策を考えて行きます。
 正解を出すというよりも、課題設定力を鍛えるという流れで、日本の大学での学び方とはかなり違っていたと感じました。
 車座になって討論するしごと力道場
 話が飛ぶようですが、今年の夏の酷暑、人生100年時代と言われる人口動態、逆走するグローバル化、等々と考えると、「想定内」で暮らしてきた日本人も、もはや「変化する、想定外の世界で、自分の頭で考えて、課題(イッシュー)を設定する」という態度やスキルが必要になってきていると言ってよいでしょう。
 KK2では、「しごと力」を鍛えるというテーマのもとに、しごとをする上でのコンピテンシーを分析したり、学んだりというプログラムを開発、運営、提供してきました。特に「しごと力道場」というプログラムは、ビジネススクールのように、与えられたテーマの中で、イッシュー(課題)を自分の頭で考えて設定し、相手と議論して行くという、思考力を高める対話型トレーニングです。次回10月13日開催の第19回しごと力道場のテーマは「プロとは何か?」。是非、皆さんもしごと力道場に参加して、イッシュー設定力を磨いてみませんか?

伊庭野基明 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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