メールマガジンヘッダー

メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第542号 2018年8月31日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,449

南アフリカのワイン産地を訪問 ~ 様々な食材とワインとのペアリング体験 ~

華井弘子
エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー

 今月、夏休みを利用して、南アフリカ・西ケープ州のワイナリーを廻ってきました。
 日本では、ニューワールドワインはカルフォルニア、オーストラリア、チリなどが定着していますが、実は南アフリカのワインの歴史は350年を超え、ニューワールドワインの先駆者とも言われています。生産量も世界トップ10に入り、持続可能な環境に配慮したワイン造りを行っており、今後注目されるワイン産地です。
 伝統ある著名ワイナリーが集まっているステレンボッシュ、フランス人が開いたフランシュック、冷涼なエルギン、ウォーカー・ベイ地区など、いずれもケープタウンを起点に、それぞれ1時間前後、広大で美しい景観の中を車を走らせるとワイナリーがあります。
 多くのワイナリーでは、試飲はもちろん、料理やチーズ、チョコレートとのマリア―ジユ(ペアリングと呼ばれています)も体験でき、併設のレストランでは本格的な美味しい料理が提供され、ワインツーリズムが定着しています。中には小皿料理、デザート、野菜料理とのそれぞれとペアリングが楽しめるワイナリーもあり、休日のランチタイムは多くの人で大盛況でした。
 南アフリカワインは、シュナンブラン(白)やピノタージュ(赤)が固有品種として有名ですが、昨今は国際品種のソーヴィニヨンブランやシャルドネ、赤はカベルネソーヴィニョン、メルロ、シラーズ、ピノノワールが増えています。
 赤のボルドー系の品種は以前から定評がありますが、今回、エルギンやウォーカー・ベイの冷涼地のシャルドネやピノノワールがエレガントでバランスが良く、驚くほど高品質のワインもありました。
 今回習得できた知識や体験、ペアリングの取り組み方などは、ぜひとも今後の「食と文化講座」でも取り上げていきたいと思います。

 11月14日には、山梨県の富士桜ポークから作った生ハムと山梨産ワインとのペアリングを企画中です。講師は、清里で地元食材を使ったイタリアンレストラン「パスタと肴 MoRimoTo」のオーナーシェフの森本慎治さんです。KK2の「エキスパート・スタジオ」にもご登場いただいております。
 プログラムの詳細は来月のメッセージでご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

①様々な食材との試飲メニュー(CREATIONより) ②グレートコンスタンシア(Groot Constantia)でワインの試飲
③ニューワールドでベストテンに選ばれたアタラクシア・シャルドネ ④チョコレートとのペアリング
⑤ウォーターフォード(Water Ford) ワイナリの正面

華井弘子 華井弘子
ワインセミナー講師や企業主催のレセプション、パーティのプロデュース、食品・飲食業界の研修講師や、料飲サービスの専門学校講師などの経験を活かし2008年5月より現職。元サントリーパブリシティサービス株式会社常務取締役。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

※メールマガジンはHTML形式で配信しております。メーラー(メール送受信の仕組み)の種類や設定により正しく表示されない場合があります。
※当メールには返信できません。お問い合せ・イベントの申し込みはそれぞれのプログラムからお願いします。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3階
電話:03-3288-1921  FAX:03-5157-9225
■Webサイト:
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)
霞が関ナレッジスクエアWebサイト
霞が関ナレッジスクエアFacebook
■登録情報変更及びメルマガの登録停止:(ログイン後に「マイページ」から)
ログインページへ