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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第547号 2018年10月5日発行)by AVCC

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平均寿命が最も長い「職業」をご存知ですか?
~ 霞が関坐禅会(11月1日開催)のご案内 ~

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 2014年の秋、柴田文啓さんの紹介記事を偶然見つけ、KK2エキスパート・スタジオご出演を依頼する手紙をしたためたところ、すぐご返事をいただき東京駅の銀の鈴で初対面。79歳(当時)とは思えないしなやかな身のこなしと優しい眼差しで、「私のような"新米"坊主でよかったら喜んで」と快諾いただきました。
 1956年福井大学工学部卒業後横河電機株式会社入社、ビジネスパーソンとしてグローバルに活躍、横河アメリカ社社長等要職を歴任、20世紀最高の経営者と言われるジャック・ウェルチ氏とも交流が深い柴田さん。退職後、2000年に得度・出家し、1年3ヶ月修行を積み2001年臨済宗妙心寺派恵日山開眼寺住職に着任。正に、人生二周目は社会にご恩返しを実践されています。

 先月9月14日(金)~15日(土)、私は第四回霞が関坐禅会特別企画「長野の開眼寺へ行こう!」に参加し、師と仰ぐ柴田文啓さんと21時間ご一緒させていただき、得難い体験と学びを頂戴しました。拙文で恐縮ですが、その一端をお裾分けしたいと思います。

柴田住職と開眼寺坐禅堂での坐禅体験

柴田住職と開眼寺坐禅堂での坐禅体験

 開眼寺では、坐禅(約20分)を3回連続で座り、これを4回体験しました。4時間近く坐り、自分としっかり向き合えたかは定かではありませんが、雨音や鳥の声、木々のざわめきなど自然の音に耳を澄まし、とても贅沢な時間を過ごすことができました。私はこのゆったりした時間の使い方を心地よく感じ、自宅で毎朝とはいきませんが10分程度坐禅するようになりました。
 食事も得難い体験でした。まず「食事五観文(しょくじごかんもん)」を唱え、食膳に運ばれるまでの多くの人たちの労力に感謝し、手を合わせいただきました。黙々と無言で、器は目の高さに捧げ持ち、もちろん残してはいけません。自分は食べ終えても最後の人が食べ終わるまで箸をおかず、最後は一切れの沢庵を使って器をきれいに白湯で洗ったあと、音をたてずに沢庵をかみしめていただき、白湯を飲み干して食事を終えます。幼い頃はあたりまえだった、家中が一堂に会し感謝して食事をすることの大切さを思い出しました。

 柴田さんのお話しで一番印象に残ったのは、「平均寿命が最も長い職業は僧侶(宗教家)」でした。毎朝4時半に起床、坐禅で心を調え、読経で声を出し、7時から朝食(粥)、午前中は作務(さむ)に精を出すという生活を体験して腑に落ちた次第です。

来月11月1日(木)19:00~「霞が関坐禅会」では、柴田文啓住職の法話・坐禅指導・参加者との交流会があります。坐禅に興味のある方、健康で長生きを望んでいる方、柴田文啓さんとお話ししたい方、是非KK2にお運びください。

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