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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第550号 2018年10月26日発行)by AVCC

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益々注目していきたい「日本ワイン」の世界
~ぶどう品種・造り手・テロワールから~

華井弘子
エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー

 来週10月30日から、正式に「日本ワイン」のラベル表示が適用開始となります。日本国内で栽培されたぶどうだけを原料として、日本で造られた果実酒には「日本ワイン」の呼称が認められます。
 従来から、日本で造られているワインは一般的に「国産ワイン」と呼ばれ、海外からの濃縮果汁やバルクワイン*を原料にしたワインも含まれていました。
 これは、かつて日本の気候風土では、ワイン用の良質のぶどう栽培は困難と言われていた為、原料ぶどうは海外からの濃縮果汁が使われていました。
 しかし、ここ20年ほどかけて、日本のワイン造りは大きく変貌し、昨今では「日本ワイン」は高い評価を得て、日本独自のぶどう品種、特に甲州は国際的な権威あるワインコンクールでも多くの賞を獲得しています。
 「日本ワイン」についての詳細は、以前開催しました「食と文化講座」でも取り上げていますので、収録内容をご覧いただければ幸いです。

食と文化講座「今、注目!「日本ワイン」を探る ~伝統の山梨VS革新の長野~」より (2017年10月5日開催)

食と文化講座「今、注目!「日本ワイン」を探る ~伝統の山梨VS革新の長野~」より (2017年10月5日開催)

 昨今、益々注目されているのは、その造り手たち(Wine Maker)です。
 ちょうど先週から、“数千年のワイン造りの歴史に挑み、それを乗り越えようとした日本の革命児たちの実話”が映画化された『ウスケボーイズ』のロードショーがスタートしました。日本のワインの常識を覆し、夢に向かって真摯に取り組んでいく若者たちの姿は感動的です。ワインの個性を生み出す、ぶどう品種・造り手・テロワール(ぶどうの生育環境)などからも、益々注目していきたい「日本ワイン」です。

 来月14日開催の食と文化講座「イタリアンシェフがつくる八ヶ岳の無添加生ハムを楽しむ ~山梨ワインとのペアリング~」でも、八ヶ岳の生ハムとのペアリングで、「日本ワイン」を代表する山梨の白百合ワイナリー(山梨県甲州市勝沼町)で醸造された勝沼ワイン4種をご紹介します。お陰様で今回は満席となりましたが、皆様の日本産の食材やワインへのご関心が高く、大変嬉しく思っております。
 今後とも、「日本ワイン」をはじめ、日本各地の食文化を取り上げてまいりますので、よろしくお願いいたします。
【注】バルクワイン(bulk wine)
150リットル以上の容器に詰められ輸入されるワイン。そのまま瓶詰したり、国産ワインと混合して販売される。

11月14日に無添加ハムとペアリングする「ロリアンワイン」と創業72年の伝統ある家族経営の白百合ワイナリー(勝沼)

11月14日に無添加ハムとペアリングする「ロリアンワイン」と
創業72年の伝統ある家族経営の白百合ワイナリー(勝沼)

華井弘子 華井弘子
ワインセミナー講師や企業主催のレセプション、パーティのプロデュース、食品・飲食業界の研修講師や、料飲サービスの専門学校講師などの経験を活かし2008年5月より現職。元サントリーパブリシティサービス株式会社常務取締役。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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