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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第585号 2019年7月5日発行)by AVCC

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日経新聞に連載された柴田文啓さん
-人間とは 自分の顔を彫刻する 芸術家-

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 6月下旬、エキスパート・スタジオ等でKK2事業をご支援いただいている開眼寺住職 柴田文啓さんより『(略)、この四月から家内共々京都にあります花園大学に入学し、正しく仏教を勉強し始めました。』とのお便りをいただきました。当年84歳の柴田さんと82歳の奥さまが長野県千曲市から京都に居を移され、若者と一緒に大学1年生として、一から「仏の道を学び直す」との報に、警策※をいただいたような衝撃が走りました。
 また、奇しくも6月24日~28日迄日本経済新聞夕刊に「開眼寺住職 柴田文啓さん 僧侶は楽しい」が連載されましたので、お読みになった方も多いのではないでしょうか。

 柴田さんは、「仏教の教えを仕事と人生に活かす」~人間三昧、第二の人生~ の中で、ミッションに向かって日々励む姿勢が自分自身の顔に表れる、「人間とは 自分の顔を彫刻する 芸術家である」と説かれました。毎朝鏡に映る自分の顔と向き合うわけですが、昨日迄の積み重ねが今朝の自分の顔に映ると考えると、ハッと目が覚め、笑顔で鏡の中の自分を励ますことができそうです。
 折しも各国首脳が自国優先主義を戦わせるG20大阪サミットが開催されましたが、令和の世の意味である「美しい調和」がもたらされたのでしょうか?柴田さんの講話「宗教の大切さ」の中では、経済の時代から「心の時代」への転換を唱えておられますが、緊張感が高まるグローバル社会にこそ求められる課題ではないでしょうか。
 なお、9月 4日(水) 19:00開催「霞が関坐禅会」が募集中です。大学の授業の合間をぬって柴田さんもお越しいただけるかもしれません。お忙しいみなさま、時間をつくって自分自身と向き合い、身体を調え、息を調え、心を調えませんか?

※「警策」とは…臨済宗では「けいさく」と読み、「警覚策励(けいかくさくれい)」の意。罰ではなく、より禅定三昧に入れるように背中を打ち、禅者の身体を整えるものです。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
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