小泉進次郎氏の「つかみ」に学ぶ、正解のない時代におけるアイスブレイクの「問いかけ」!
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伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
明治学院大学 学長特別補佐(戦略担当)
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KK2の産学官連携事業として開催している、第3回教育のデジタル化研究会(KK2が提供するデジタルプレゼンテーションプラットフォーム(DPP)を用いて教育のデジタル化を研究する会)(7/31)では、「DPP」の解説動画をお披露目し、大学での活用事例「知的財産論」を発表頂き、今後の活動の中で、「問いかけ」について考えています。
講演で最初の緊張をほぐす「アイスブレイク」が重要であると言われますが、皆さんは人前で話されるときにはどう意識されていますか? アイスブレイクについては、以下など、検討もあるようです。
・キャンパスで使える!アイスブレイク集(京都産業大学 キャリアセンター)
「アイスブレイク」を含めて講演に惹きつけていくにあたっては、この参議院選挙でも大いに力を発揮され、以前KK2にも来て頂いた小泉進次郎さんの講演は大変有名です。
「小泉進次郎氏の惹きつけるコツ」に関しては、以下など、様々な整理がされています。
1.特に「つかみ」に非常に力を入れている
・つかみの工夫1:だじゃれ、ギャグで和ませる
・つかみの工夫2:関係者へのお礼と共感メッセージを必ず入れる
・つかみの工夫3:聴衆をほめる
2.基礎をしっかりおさえたプレゼン技術
・基礎技術1:ゆっくり、つまらずに話す
・基礎技術2:聴衆、相手全員への配慮(アイコンタクト、語りかけ)
・基礎技術3:プレゼン前の事前調査の徹底
・基礎技術4:聴衆とのコミュニケーション
出典:あいむあらいぶ「人の心をつかむプレゼンテーションは、小泉進次郎から学べ!」
つかみの3つの工夫をしつつ、基礎技術4の聴衆とのコミュニケーションもあります。皆さんも、上記の工夫や基礎技術を確認してみて頂ければと思います。
受講生の緊張を和らげた上で、講演内容を伝え、「正解のある質問」で共通認識の概念を理解頂きます。次のステップとして、「正解のない質問」をして、受講生からの新たな回答を伺っていくのは、大変興味深いことだと思っています。教育再生実行会議等で言われた「正解のない時代」だからこそ、しっかりと情報を伝えつつ、正解のある知識や命題の共通認識を作り、「正解のない課題」に一緒に取り組み、新たな解を探索していければと思っています。教育のデジタル化研究会は引き続き開催してまいりますので、DPPを活用してみたい方はWebでお問い合わせ下さい。
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