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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第602号 2019年11月1日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,542

ラグビー日本代表チームが示唆した令和の日本
~質の高い教育が行われているのか、この国?~

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 2030年に向け世界の国や地域が協力して目指す持続可能な開発目標(SDGs)は、17目標の4番目に「質の高い教育をみんなに」を掲げ、(1)だれもが平等に質の高い教育を受けられる、(2)子どもも大人もいつでも学ぶことができる社会を目指しています。KK2の活動とも軌を一にしており、AVCCは地方創生SDGs官民連携プラットフォームに入会し全面的に応援してまいります。


私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

 さて、我が国は9年間の義務教育、望めば入学できてしまう大学のユニバーサル化、主に大企業で行われる職業教育、地域格差が著しい社会教育等の体制を敷いてきましたが、果たして国民に対する質の高い教育が実現できているのでしょうか?
 我が国の学校教育・企業内教育の多くは、話し手(講師)が一方的に説明する旧態依然とした指導法が採られ、話し手が上手に説明すれば聴き手(学習者)は理解すると考えてきました。唯一解のある問題でテストを行い、成績が悪い(理解できない)のは聴き手側の課題と捉え、指導法を顧みることはありませんでした。しかしこれでは単なる「知識の伝達」に過ぎず、聴き手が納得し行動に至る質の高い教育とは言えません。
 ラグビーワールドカップで日本代表チームが、かつてまるで歯が立たなかったアイルランドやスコットランドに勝利し、南アフリカには負けたもののベスト8入りしましたが、質の高い教育(※目標を決めて自らが学び、成長する)と想像を絶するトレーニングを積み重ねた成果に大いに感動しました。また、グローバル人材で構成された日本チームの雄姿に、多様な人材とのBeautiful Harmony(令和の英訳)を感じました。ラグビー日本代表チームに習い、日本語を母国語としない方々を単なる「労働力」と扱わず、社会の課題に挑戦するチームメイトとして受け入れ、より質の高い教育を実現することが令和の日本のあるべき姿だと確信しました。
 9月30日に開催しました、「第4回教育のデジタル化研究会」永岡慶三座長の「DPP開発の理念構築-理念:”Two Way or Go Away”(双方向にあらざれば去れ)-」の動画を是非一度ご覧ください。質の高い教育への「教育工学的アプローチ」を学ぶことができます。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
電話:03-3288-1921 FAX:03-5157-9225
■Webサイト:
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