メッセージ from KK²

KK²weekly【メッセージfromKK²】（第610号 2019年12月27日発行）by AVCC

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誰も置き去りにしない
－多様な方たちが取り組む多様なチョコレートとは－

 11月27日に開催しました「食と文化講座」では、ピュアな本物のチョコレートブランド「QUON CHOCOLATE」の代表の夏目 浩次さん（写真右）とショコラティエの野口 和男さん（写真左）から、チョコレートについて、原料カカオの違いや味わい方、お酒との楽しみ方、チョコレート作りがなぜ障がいを持つ方にも向くのかなど、わかりやすい解説で多岐にわたるお話を大変興味深く伺いました。その内容が動画でご覧いただけますので、年末年始にお時間があれば、ぜひご視聴ください。

 QUON CHOCOLATEのブランドコンセプトは、普段の生活の中で気軽に本物を楽しむ『デイリー＆カジュアル』、日本各地の隠れた食材をチョコレートを通じ紹介する『ディスカバリー・ジャパン』を掲げて、多種類のチョコレートを作られています。
　講座では、あまり知られていない地方の珍しい食材を使ったチョコレートもいろいろと紹介され、改めて日本各地の豊かな食文化とストーリーから、QUON CHOCOLATEが目指す多様性にも気付かされました。また、現在では全国38拠点で約330名の就業者のうち約230名が障がいを持つ方だそうで、ショコラティエとして活き活きと輝いている姿には大変感動します。

写真：左「QUONテリーヌ」、右「QUONフルーツ」

 多様な方たちによる多様なチョコレート作りを実現されて、No one will be left behind「誰も置き去りにしない（排除しない）」というQUON CHOCOLATEの商品展開の戦略は、多くの職場にも通じる、すばらしいメッセージではないでしょうか？来年は、さらに誰もが輝ける社会になっていけばと願います。皆様良いお年をお迎えください。

華井弘子
ワインセミナー講師や企業主催のレセプション、パーティのプロデュース、食品・飲食業界の研修講師や、料飲サービスの専門学校講師などの経験を活かし2008年5月より現職。元サントリーパブリシティサービス株式会社常務取締役。一般財団法人高度映像情報センター（AVCC）理事