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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第619号 2020年3月6日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,579

人口の1%が行動すれば地域は変わる!
-デジタル公民館活動を展開します-

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 2011年1月、「エキスパート・スタジオ」に出演いただいた高畑敬一氏(当時NPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ(ナルク)会長)が2020年2月8日90歳で鬼籍に入られました。


在りし日の故高畑敬一氏

 日本の労働運動の中興の祖として現在の連合の礎を築き、松下電器産業(株)(現パナソニック)役員退任後は奥さまと共に介護ヘルパー資格を取得、夫婦でボランティアを宣言、「自立・奉仕・助け合い」をモットーに元気なシニアを募り積極的な社会参加を提唱、全国100か所を超える地域や海外にまでナルクの活動を広く普及されました。上記「エキスパート・スタジオ」の中で高畑敬一氏は、少子高齢化が凄い勢いで進んでおり地域コミュ二ティが立ち行かなくなる懸念があるが、「人口の1%をナルクが占めれば街が変わる!」と目を輝かされ、北海道のナルク中標津の地域活動を紹介されました。
 他人に無関心を装う人が非常に多い風潮下、持続可能な地域活動が成り立つのだろうか?とネガティブに考えていても何も変わりません。「地域人口の1%が社会の課題解決に参画すれば地域は変わる!」というポジティブな考えでひとり一人が行動することで、地域の活性化は動き出す。当時御年81歳とは思えない熱い言葉でした。 
 私たちは、3.11東日本大震災発災以降岩手県気仙(けせん)地区の皆さまとのデジタル公民館活動を通じて、住民自身による自律したコミュニティ活動が芽生え、この地域にレジリエンスが高まる様子を見守ってきました。人口の1%には至っていませんが、地域の志を一つにする方々が行動を起こし自律したコミュニティが育まれ、私たちが触媒になって各コミュニティが繋がり、サイバー空間にいざない地域連携が実現しました。今年度は、岩手県「令和元年度被災者の参画による心の復興事業」に採択され、「デジタル公民館けせん活動」を行いました。東日本大震災を乗り越えて気仙に暮らす人々のレジリエンス・自然・文化・暮しといった「けせんの魅力を世界へ」(5分40秒)を映像で纏めKK2公式YouTubeチャンネルで世界に発信しています。是非ご覧ください。


碁石岬から見た朝焼け(写真:久保田了司)

 私たちは「人口の1%が行動すれば地域は変わる!」を心に刻みつけ、令和二年度もデジタル公民館活動*を積極的に展開してまいります。

デジタル公民館活動*:地域(リアル空間)とサイバー空間をつなぐ学びと交流活動を行い、地域でのSociety 5.0を推進する活動です。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
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