こんな夢を見た!-人間は自分達も自然の一部だということを忘れている -
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久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表
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黒澤明監督『夢』こんな夢を見た「水車のある村」より、笠智衆扮する103歳のおじいさんの言葉を拾いました。(抜粋)
筆者書
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・人間は便利なものに弱い、便利なものほどいいものだと思っている。本当にいいものを捨ててしまう。
・暗いのが夜だ、夜まで昼のように明るくては困る。星も見えないような明るさなんていらない。
・人間は自分たちも自然の一部だということを忘れている。自然は手の上なのに、その自然を乱暴にいじくりまわす。
俺たちはもっといいものができると思っている。
・まず人間に一番大切なのは、いい空気や綺麗な水、それを創り出す木や草なのに、それは汚され放題、失われ放題、 汚された空気や水は、人間の心まで汚してしまう。
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現在人間は国ごとに鎖国し、各地域でコロナウイルスと闘う戦争の様相を呈しています。人間は長い間数多くの感染症と遭遇してきましたが、撲滅できたのはたった一つ「天然痘」だけです。新型コロナウイルスは自然物なのか?公害のように人間の営みの結果の人工物なのか?私には判りません。
自然物だとすれば新型コロナウイルスの撲滅を目指すのではなく、人間は国境を超えて助け合い、人から人への感染が広がらない行動を取り、自然と調和した生活と社会を創っていかなければならないのではないでしょうか!
さて、この4月に学生や社会人になったみなさんに是非学んでいただきたいプログラムを今週公開いたしました。若者が遭遇しやすいお金のトラブルや悩みなどについて、3分で学べるドラマ仕立ての「マネーリテラシー初級講座」(全12単元)です。是非ご覧ください。
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