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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第629号 2020年5月15日発行)by AVCC

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やるべきことをやる-ピンチをチャンスへ-

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 掲載の写真は、「蘇民将来子孫」という家族を疫病から守るという護符です。日本全国にある伝承で、京都の祇園社の「茅の輪」や、岩手県(感染者ゼロ)の「蘇民祭」が有名で、護符に頼るしかなかった当時はともかく、今回の件で現代文明の脆弱性を痛感しました。


(今宮神社やすらい祭りの護符:2014年4月 著者撮影)

 さて私事、行きつけのクリニックが「オンライン診療を始めた」という事で、早速お願いしてみました。日本でのオンライン診療は、1.対象となる病気の限定(2月末規制を解除)2.初診は対面のみ(4月13日規制を解除)となっており、三か月に一回は従来通りの対面が必要となっています。今までどこがネックで進まなかったかはともかく、やればできるのですから、どんどんやって欲しいものです。ともあれ、早速病院から指定されたオンライン診療アプリをインストールし、基本情報、支払い(クレジットカード)を登録すると、診察時間の予約ができました。予約の時間にログインして待機すると、やがて医師が画面に登場します。30分枠の中で3人診察との事で、私の場合は二人目だったのか、10分ほどでスムースに診察が受けられ、その後処方箋と領収書を郵便で送ってもらいました。今後は薬局との連動も進むでしょう。

 また、鈴木直道北海道知事の座右は「ピンチをチャンスに」だそうですが、今後我々はどんな行動力を持ったリーダーを選ぶかを考えるいい機会です。「withコロナ」の共存状態が来るまでは、世界中で様々な「コロナ対策(非接触ルール)」と言った守りの行動が続きますが、一方で、公共サービス改善、新ビジネスなどの動きも加速する事でしょう。日本でも、これをチャンスと捉えて、今まで「やれない理由」を言い立てて進まなかった、リモート医療はもとより、「しごと」や「まなび」等の改革についても、今までの仕組みを守るための仕事でなく、自分の頭で考えて「やるべきことをやる」にはどうするかという発想で行動したいものです。

 KK2では、DPP(デジタルプレゼンテーションプラットフォーム)の開発提供等、リモートで双方向な学びとしごとの仕組みの普及を推進していきますが、改めて、「共に考え、共に学び、共に担う社会」へ向けて皆さまと心を一つにできればと思います。

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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