新たな日常、新たな日本の魅力再発見
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華井弘子
エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー
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日本国内各地への移動が解除され、少しずつですが、巣籠生活から外に出られるようになりました。しかしコロナと共存していくことには変わりないので、3密を避けたソーシャルディスタンスを維持しながらの新たな日常が始まっています。以前のように自由に海外まで行き来できるまでには時間がかかりそうで、当面は日本各地の新たな発見をしていきたいと思います。幸いにして、日本は北海道から九州・沖縄まで観光地も多く、地方には特産品や伝統的な郷土料理もあり、豊かな食材にも恵まれています。
振り返れば、東京オリンピック(1964年)や大阪万博をきっかけに70年代からの高度成長時代の勢いで海外志向や洋風の文化がもてはやされてきました。そうした影響もあり、東京に全てが集中し多くの若者たちも上京し、世界に誇る大都市になりましたが、残念ながら地方が取り残された事は否めません。これからは、国内移動をきっかけに地方の良さを知って、さらに活性化にも役立っていければと願っています。
KK2の食と文化講座も、日本の地域の魅力を食と文化という視点で発信していますが、引き続き、地方創生にも繋がるテーマでご紹介していきたいと思います。来たる7月10日(金)、3月に予定していました創業130年の老舗ワイナリー 「ルバイヤート」の取り組み~“日本ワインの第一人者”大村春夫さんと味わう7種~を広い会場に変更し、開催いたします(会場参加・28名定員・試飲あり)。このコロナ禍で、ワイン業界も打撃を受けていますが、年々日本ワインの注目度は高く、ワインを通して地方の活性化と日本の明るい未来に繋がっていけば幸いです。
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