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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第638号 2020年7月17日発行)by AVCC

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変化と進化 -KK2も新しい次元へ-

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 令和2年7月豪雨で被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 本来ならオリンピック直前で沸いていたかもしれない今週末ですが、免疫を得られるようになるまでは、うつらない、うつさない、の「withコロナの日々」が続くようですので、災害、熱波含め同時多方面危機への対応力(レジリエンス)が今こそ重要になっています。
 レジリエンスとは変化へのしなやか(弾力的)な対応力、特に危機的な大きな変化の時に有効と言われます。1970年代ハーバード大学のマディ教授の大企業でのリストラ研究から始まりましたが、今回の感染症危機状況でも同様に適応できます。例えば、この研究では、大きな変化(危機)の際には、コミットメント、コントロール、チャレンジが重要だと言います。今回のCOVID-19 危機に当てはめてみれば、状況を冷静に受け止め、自分で考えて行動を制御し、新しい生活様式へ挑戦する、という事かもしれません。蛇足ながら、これらを可能にする為に、当局には個人が適切に判断できるよう、必要なデータと指針を今後も提示してもらいたいと思います。

 さて、今回のCOVID-19という大変化への対応として、「社会的進化」と言えるほどにWEB会議が突如普及しました。技術的には従前より存在していましたが、今回、無料で一般に提供された事が大きかったかもしれません。WEB会議については、利用者も提供者もまだまだ習熟段階であり、戸惑っている状況とも思いますが、利用の仕方、提供の仕方も急速に進化するでしょう。その時に、「AI社会に求められるしごと力」でもお話しましたが、技術を使い倒す力が重要になります。今まで参加したWEB会議では、操作難儀や話者の偏りなども感じられ、新しい環境でのファシリテーション力、運営力、コミュニケーション力が必要になりそうです。
 KK2もこの変化を受けて、新次元へと進化しています。従前のTV会議配信や昨年から開発を進めている双方向学習支援システムであるDPPに加えて、Google Meet、Cisco Webex、Zoom等の主要WEB会議システムを導入し、リアル会議とWEB会議まで含めた様々なハイブリッド形態のライブ配信のシステムを完備しつつあります。皆さまのご意見を伺いながら共に考え、共に学んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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