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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第647号 2020年9月18日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,653

菅首相に求められるコンピテンシー
 ―皆さんはどう考えますか?―

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 KK2では、「しごと力」という言葉で、社会で活躍する人が、学校では学べないが、実際の仕事の現場では必要とされる人間力を表現し、オンデマンド教材やライブセミナー、そしてコロナ禍で、Webプログラムでの新型セミナーなどで、各種学べる機会を用意しています。

 この「しごと力」を学ぶ切り口として、1970年代のアメリカで研究が始まった「コンピテンシー」という行動科学の概念(高業績を上げる人はどんな行動特性を持っているか)を紹介し、KK2エキスパート・スタジオなどのプログラムでは、過去に54名のゲストに登場いただき、それぞれのコンピテンシーについてご紹介してきました。

 そこで、不遜をお許しいただけるとして、期待を担って登場した菅新首相をモデルに、この機会にコンピテンシー概念を紹介してみたいと思います。コンピテンシーは、その人がどういう状況の時にどう行動するかという原因結果の関係を表すもので、その度合いを数量化して比較評価したり、向上目標に使ったりしますが、ここでは、「一般的に首相というポジションに必要と思われるコンピテンシー」、「元首相の緊急退陣、コロナ禍などの現非常時に必要と思われるコンピテンシー」、「(実際)菅新首相が現在お持ちのコンピテンシー」をあくまで、報道からの筆者の独断で考えてみました。


 私見ではありますが、結果として一国の首相に何が一番必要かを考えたときに、実行力とそれを国民に誠実に伝えるコミュニケーション力ではないかと思いました。そして、この非常時であるからこそ、未知の状況への対峙、命と経済という選択肢の多い中での決断力(選択決定力)も平時より強く要求されるのではないでしょうか。そういう観点で見ると、(あくまで報道で見る限り)新首相は、今後国民とのコミュニケーション力には更なる期待があるものの、選択決定力と実行力等、これだけの支持を集めたのもコンピテンシー的に最適だったとの判断だったのではないでしょうか?

 読者の皆様にもそれぞれ違った見方がおありかと思います。先週のメッセージfrom KK2第646号でもオンラインアンケートを実施し、ご回答いただいたかとも思いますが、今週も「首相に必要なコンピテンシー」(9項目複数選択)でアンケートにお答えいただければ、追って公開させていただきます。
※アンケートは複数選択式で全1問です。個人情報は取得しません。KK2Webサイトにログインせずに回答できます。
※アンケート回答後「閉じる」ボタンが動作しない場合は、お手数ですがブラウザのタブを閉じてください。

 また、KK2では、教育の双方向化について取り組んでおり、初めての試みですが、コンピテンシーに関してのご質問に、私が直接お答えする「オンライン質問コーナー(Zoom会議)」を9月24日(木)12:00~13:00に10名で開催させていただきます。ご希望の方は簡単な自己紹介と質問を添えて、こちらのページから申し込んでいただければ、招待URLをお送りします。

アンケート集計結果(2020/9/24現在)PDFファイル

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事

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