COVID-19と人間の調和 「The Hammer “or” the Dance」
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久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表
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冬の足音が近づき2020年も残り二か月弱となりました。下図「The Hammer and the Dance」は、今年3月末にTomas Pueyo氏が提唱しました。彼は、新型コロナウイルスの急激な感染増加は医療崩壊をもたらすことから、一日も早くLockdownのような強力な対策で感染者数を徹底的に減らすことが必要と強調しています。しかし感染がいったん収束しても、対策を緩めすぎると再び感染者が急増する危険があると警告しています。

図:山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信ーThe Hammer and the Danceとはー
(2020年5月5日情報発信)より ※赤丸はKK2が加筆
蔡英文総統率いる隣国台湾、アーダーン首相率いる南太平洋のニュージーランドでは、徹底した水際対策と躊躇ない対中遮断やLockdownでこのパンデミックを見事に乗り切りつつあります。一方、欧州各国はLockdown後の対策を緩めすぎたのか、感染急拡大による再Lockdownに見舞われています。我が国はこのグラフの赤丸をつけた部分、感染急拡大とウイルスとの共存の分岐点にいるように思えます。
読者の皆様に「COVID-19と人間の共存」について質問させていただきます。是非こちらからご回答にご協力お願い致します。
【質問】COVID-19と人間との生存競争、我が国ではどうなるでしょうか?
下の選択肢の中であなたのお考えに一番近いものを1つ選択してください。
(1) 国民の行動変容でCOVID-19パンデミックを克服し以前の生活に戻る
(2) 国民の行動変容でCOVID-19パンデミックは徐々に治まる
(3) 国民の行動変容とCOVID-19パンデミックは一進一退を続ける
(4) 国民の行動変容が不充分でCOVID-19パンデミックは拡大する
(5) 先行きどうなるのか予測できない
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人間は少なくともこれから何年か「COVID-19」と付き合っていくことになりそうです。「COVID-19」は人間に、「利他」の大切さ、お金より大切な「conviviality(共生)」、今起きていることを素直に受け入れる「現成受容」、「デジタル」を活かし今自分がいる場所で夢中になって生きる等、貴重な行動変容をもたらしました。「COVID-19」と私たち人間はどう美しく調和していくのか、行動変容は十分なのか、今問われています。
デジタル公民館KK2は、若者からシニアまで多様な人々がインターネットに接続した情報端末(パソコン・スマホ等)でオンライン学習・オンデマンド学習ができる、withコロナ時代の「学習プラットフォーム(KK2 Webサイト)」を提供しています。我国の教育の「質の向上」、国民の「学びの格差の解消」、「COVID-19と人間の調和」を目指し粛々と活動しています。
アンケート集計結果(2020/11/10現在)PDFファイル
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