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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第662号 2021年1月4日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,709

東日本大震災・原発事故から10年、COVID-19と共存し「活溌溌地」に行動しよう!

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 KK2をご活用いただいている皆さま明けましておめでとうございます。

 3.11東日本大震災・原発事故から10年、あの日あのことがあってから共に考え共に学んだ私たちに、昨年COVID-19パンデミックが上書きされ、政治家・官僚のしごと力不足が国民の前にあぶりだされました。

 歴史を振り返ると、我が国は第二次世界大戦に敗れ国土は焦土と化し、亡国病と呼ばれた結核が蔓延し多くの国民が若くして命を落とし、国民の平均余命は60歳を下回っていました。(テレビは無く)ラジオと新聞が情報伝達手段だったこの時代に、軍需産業から平和産業への転換により小型16mm映写機が開発され、全国津々浦々の公民館や小中学校の校庭で”移動映画会”が開催され、地域住民が集い、結核への正しい理解を深め「外出から帰ったら手を洗いうがいする」という行動変容を促し、感染者には「隔離」と「生活保障」を徹底し、結核菌と人間の共存により世界でも有数の長寿社会が実現しました。

 私たちは国民が心をひとつに取り組んだこのgood practiceを心に刻み、AI・デジタルトランスフォーメーションが進展する社会で、COVID-19との共存を目指そうではありませんか!


活溌溌地(かっぱっぱっち)…気力にあふれ きわめて勢いのよいさま 筆者揮毫

 この『活潑潑地』という言葉は、第八回 霞が関坐禅会~自分自身と向き合ってみよう~で、臨済宗妙心寺派円光寺 中山宗祐副住職の説法の中で初めて教わった言葉です。「気力にあふれ、きわめて勢いのよいさま」や「生き生きと今・ここ・自分を見つめ、一生懸命生きる」という意味だとお聞きしました。課題山積の新年を迎え、人間が元気を取り戻すようにと願い未熟ですが揮毫致しました。

 COVID-19パンデミックが続きます。人間ひとりひとりが自分ごととして顕在化した課題と向き合い、感染症を正しく怖れ今起きていることを素直に受け入れ、置かれた状態で最善を尽くす行動変容が求められています。誰も置き去りにしない、説得より"納得"を目指し活潑潑地に行動していきたいと思います!

 KK2では1月20日(水)19:00~鎌田修広教官による環境変化に適応できるレジリエンス・マッスルの鍛え方「チーム編」をライブ配信します。気持ちが滅入っている貴方、この機会に回復力としてのレジリエンス=適応力・順応力を是非身につけてください。また1月23日(土)14:00~池田正夫師範代によるしごと力道場 ~コミュニケーション力を高める対話型ワークショップ~を開催します。こちらはKK2スタジオでのリアル(会場)参加とオンライン参加が可能です。STAY HOMEが増え会話が不足している貴方、多様なジャンルの人と対話し交流する「他流試合」の場です。是非ご参加ください。

 令和三(2021)年も、COVID-19との共存を目指す、デジタル公民館KK2にご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
電話:03-3288-1921 FAX:03-5157-9225
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霞が関ナレッジスクエア(KK2)は学校教育や企業研修では教えていない「しごと力」をいつでも、どこでも、誰でも学べる場を提供することを目的に、一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)の公益目的事業として運営しております。