2021年、明けましておめでとうございます。 2回目の緊急事態宣言、COVID-19との勝負の1月へ
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伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)
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2021年、明けましておめでとうございます。COVID-19というパンデミックからは明けず、2回目の緊急事態宣言という先が見えにくい状況であるがゆえに、「夜の海に光る道標」を少しでも探したく、改めて整理してみました。
メッセージfrom KK2第659号で「第3波の現状、年末には1.56倍の感染者数の予測」では、12月31日には感染者数246,792人になることをご紹介しましたが、230,304人(予測対比93.3%)が実績でした。予測を下回るような、国民の皆さんの打ち手の実践だったのかと思います。年末年始はどのように過ごされましたか。年始の恒例である箱根駅伝ではコロナ禍であっても「明るいことがあると信じ、できることを考え、毎日努力をしてきたので最後まであきらめずに走り切ってきた」などの大学生のコメントや姿に勇気をもらった人も多いことと思います!箱根駅伝の視聴率が歴代1位だったそうです。
グーグルAI予測では、下図の通り、1月14日に最大の日別陽性者数(全国で約9千人)が予測されているものの、その後、1月末に向けて減衰をしていくことが予測されています!実際はどうなるでしょうか。2回目の緊急事態宣言(一都三県対象)が対象期間1月8日から2月7日までとして発出されました。政府の分科会での分析に基づき、1)飲食店への時短要請、2)「出勤者数の 7 割削減」を目指すテレワーク等の推進など、第1回との様々な相違点があります。また、緊急事態宣言の解除は陽性者数だけではなく、様々な条件が検討されています。「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」も「2020年12月時点」として更新されています。そして、2月末からワクチンの接種が目指されています。1月中、2月に入ってからどうなっていくかは、ここ2週間の皆さんの「打ち手」を含めた行動によって変わってきます。国、企業、個人のそれぞれが上記のようなことを踏まえた「打ち手」を、一丸となって実践していくことが必要不可欠です。
メッセージfrom KK2第662号で「COVID-19と共存し『活溌溌地』に行動しましょう」とありました。箱根駅伝で大学生があきらめずに走り切ってきたことでもらった「勇気」と「粘り強くできることを考え抜き、努力してきた姿勢」を、全国民で一丸となって実践していきましょう。

全国・日別陽性者数 推移(グーグルAI予測、COVID-19 感染予測(日本版)、対象期間2021-01-05~02-1)
2021(令和三)年も、COVID-19との共存を目指し、各種オンラインイベントの開催、ガイドラインの改善等を実践していきます。デジタル公民館KK2にご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
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