アメリカの大学でも課題、「オンライン授業の質の改善」-DPPのトライアル利用を!-
切り札と言われるワクチン接種のスケジュールを横目に見ながらの経済活動の再開や東京五輪開催の可否も気になるところではありますが、「デジタル公民館™」を称するKK2の一員としては、やはり大学を始めとする教育機関での学びの形の進化、更にはコロナ禍で余儀なくされたオンライン機能を前向きに取り入れて、対面とリモートのハイブリッドでの新しいデジタル教育システムを具現化して欲しいと考えます。
さて、アメリカの大学事情を見てみると、今年度は約60%の大学がリモートと併用したハイブリッド形式であり、来年度に向けては、対面に際しては学校によっては週2回のPCR検査や、学生、教員、職員の70%のワクチン接種率を条件にしているとThe Chronicle of Higher Education紙が報じています。 同時に、人的交流や高度設備へのアクセス機会の喪失による学費減免訴訟や入学者の減少、退学者の増加なども伝えています。
この事態に、大学を始めとする教育機関は、日米問わず学生に対して学費に見合った、新しく質の高い学びの仕組みを提供する義務があると考えるべきです。
出典:The Chronicle of Higher Education
さて、同紙が全米の教員935名に対して昨年行った調査によれば、オンライン授業において一番苦労しているのは、「学生との間の関わり合い(engagement)を築くこと」と80%が答えているということで、我々がリモート会議で苦労していると同様な事態が起こっているようです。又、同調査によればグラフにあるように、「オンライン教授技術の質の改善(professional development in online pedagogy)」、つまり使い方の専門性や、より使いやすいツールの導入を課題に挙げています。
毎度ご案内差し上げておりますが、KK2では一般のWeb会議システムに強化されたQ&A機能、出席管理などの教務負荷の大幅軽減につながる種々の機能を装備したDPPの普及に取り組んでいます。オンライン授業の質の改善につきご関心のおありの先生方、現在トライアル利用プログラムの提供を始めていますので、是非DPPをご利用いただければ幸いです。
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