COVID-19禍でのストレス対処術-人と人とのつながりの確保-
まだまだ気が抜けない日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。足下の状況につき、個人的には、不十分な水際対策からの第4波が残念でなりませんが、全く未知との遭遇だった昨年と比べれば、「ここが我慢のしどころ」と心得て、皆様と共にすべきことをしつつ(希望的には)最後の努力でこの波を乗り越えられればと思います。
さて、我慢といえば、東京都の若者調査などでの「皆も外出しているから」「我慢の限界」などの回答に苦笑いしつつも、一方では、「新型コロナ、メンタル面では若年成人に最大の打撃(ForbesJAPAN)」といった若者層がメンタル面で一番インパクトを受けているという記事にも目が留まりました。更に若年層だけでなく職場で働く社会人も、ストレス環境下でのメンタル対処に苦労しているというレポートが多々あり、アメリカのCDCでは、COVID-19下の職場でのストレス対処(CDC)の中で、1.健康維持、リラックスできるスケジュールなど自己管理、2.テレビやSNSなどのニュースの過剰摂取をしない、3.信頼できる人とのつながりの確保などのアドヴァイスを出していて、WHOもCOVID-19流行によるストレスへの対処(WHO) で、1.友人や家族と連絡を取る、2.事実を確認する、3.これまでの経験を活かすことなど、ストレス対処に対する6項目を推奨しています。
どちらも、孤独感の回避として、信頼できる人とのつながり、何でも話す、聞いてもらうといった対人会話のメリットを紹介しています。人は人と語り合う事で人としての平衡を保つとも言われていますので、このリモート状況下では特に大事だという事でしょう。
KK2では、長年対面で実施してきた「キャリア相談室」を2月からオンラインで再開しています。職場での悩みや、将来のキャリアなどについて、信頼できる経験豊富なカウンセラーに話を聞いてもらい相談できるプログラムです。現在4名のカウンセラーが日替わりで担当しており、KK2ホームページからスケジュールを選んで予約、申し込みができます。まだまだ我慢の日々が続くようですので、皆様、「KK2キャリア相談室」の活用をお考えいただければ幸いです。
また、今年度もKK2ではレジリエンスを高め、人と人とのつながりを促進するプログラムをオンラインで開催予定です。是非ご参加ください。
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