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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第684号 2021年6月4日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,789

胸に沁みた、小椋佳さん「もういいかい」
-ふと思えば 信頼する 政治家には 会わずじまい-

久保田了司
一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 一年半におよぶ我が国のCOVID-19パンデミック対応は、スピード感に欠け根拠なき楽観論に依る中で、国民の大多数がワクチン接種することで集団免疫を得るまで首を長くして待つ状態、経済的困窮に苦しむ人々や自死を選ぶ人々が増え、感染が治まるのかが見通せず、経済回復の目途がまったく立たない状況です。

 国民の間では「ワクチン打ったら会おう!」が合言葉になり、多数が五輪中止か延期を求める中、開催に向けてお上(おかみ)が進んでいるのは何故なのでしょうか?全仏オープンで「鬱」を告白し棄権した大阪なおみさんも五輪には出場予定とのこと、個々アスリートの活躍には大いに期待するものの、五輪開催に対して何らワクワク感を感じないのは何故なのでしょうか?

 誤りがないことを意味する「無謬(むびゅう)性」という言葉をご存じですか?「行政の無謬性」とは、「お上(おかみ)に間違いはなく行動や判断は常に正しい、だから謝罪など論外」という官僚機構の行動原理です。第二次世界大戦では、この行動原理に国民は翻弄され、多くの尊い命が喪われました。昨今の国会答弁でも自分たちは正しいと断固譲らず、さらにピンチになると「やぎさん論法*」を弄(ろう)し、はぐらかし開き直る。こうしたお上(おかみ)の姿勢によって、私たち国民はすっかり白け切ってしまいました。

 喜寿を迎え引退表明されたシンガーソングライターの小椋佳さんが、「もういいかい」という楽曲の中で、『~ ふと思えば 信頼する 政治家には 会わずじまい ~』としみじみと歌われるのを聴き、私は胸に沁みました。


Society 5.0の概念図(筆者編集)

 こうした中で本年4月、KK2Web会員がようやく20,000名を超えました。皆様本当にありがとうございました。思い起こせば、苦節十三年長くて短い20,000名への道のりでした。アドバイザリーメンバー・協賛メンバー様・相互協力協定を締結している団体の皆様のご支援ご協力で毎年主宰共催プログラムを創出し、KK2Webサイト上で、「何時でも、何処でも、誰でも」学習(視聴)できる動画プログラムは1,789 本(2021年5月末現在)を数えます。財力・体力・知力三拍子乏しいことが身に沁みましたが、今後も身の丈に合った活動を続けてまいります。

 とりわけ「デジタル公民館™」活動は、脆くなった公助を補完する自助共助を高める人間中心の営みで、地域(Real空間)と仮想(Virtual)空間をつなぐ学びと交流を行い地域でのSociety 5.0を推進します。これからもデジタル公民館™KK2をよろしくお願いします。

 *やぎさん論法:相手の質問を読まずに食べてしまい答弁をはぐらかすこと。

■発行元:一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)霞が関ナレッジスクエア事務局
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