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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第711号 2021年12月10日発行)by AVCC

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もうコロナ以前の景況感(景気DI指標)になっている?2022年を迎えるにあたって

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

 もう12月です。緊急事態宣言があけて1カ月たち、オミクロン株への備えも考えつつも、2021年を振り返り、2022年に向けて考えていければと思います。

 コロナ以前からコロナ禍で、景気はどのようになっていると思いますか?帝国データバンク社調査(1万社回答)における景気DI指標によりますと、下図のように4回の緊急事態宣言(赤⇔の期間)等においてコロナへの対応の中、業種毎に事業改革を進め、2021年11月には全産業で43.1となり、コロナ前の2020年1月の41.9をこえ、解除後の加速も見えています。「今後の国内景気は、新規感染者数の減少で対面型サービスの持ち直しが期待されるほか、自動車などの挽回生産や設備投資意欲の高まりなども加わり、生産・消費両面で回復傾向が続くとみられる。」と言われています。メッセージfromKK2 No.655号で紹介しました「各都道府県毎の宿泊数、飲食店情報閲覧数なども分かる、V-RESASというサイト」もご覧頂くと、企業のアンケートだけではなく、より経済実態の数値も見えてきます。皆さまの会社等では、「コロナ」によって働き方、顧客接点など、何が変わったでしょうか。デジタルもうまく手段として活用できたでしょうか。


出典:TDB 景気動向調査(全国)― 2021 年11 、1月調査を元に筆者作成 ―
※景気DIは、2002年5月から調査されており、50を境にそれより上であれば「良い」、
下であれば「悪い」を意味し、50が判断の基準の分かれ目になっています。

 11月19日に閣議決定されました「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」では、「働き手がデジタルなどの新しい時代のスキルを身につけられるよう、『人』への投資を抜本的に強化するデジタル人材育成に3年間で 4,000 億円の予算を大胆に投入する施策パッケージ」などの経済対策の策定がされました。

 KK2では、日本の財政についてのeラーニングや、DKC等でデジタルの活用について考えてきており、今回、元財務省官僚、未来社会プロデューサーの松田学様をお迎えして、「明日はどうなる!令和の日本」という講演会を12/14に行います。「日本の財政」を伺った上で「日本のデジタル化」を講演頂きます。2022年の皆さまの活動を考えていくにあたって、参考になれば幸いです。

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

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