いざという時の備えはできていますか －そこに「愛」はあるんか？－
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華井弘子
エキスパート倶楽部 ゼネラルマネージャー
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毎年、日本酒業界が注目している歴史と権威ある「全国新酒鑑評会」の審査結果が発表され、今年も福島県が、金賞受賞最多県として、史上初の9連覇の快挙を達成しました。福島県は、ご存じのように2011年の東日本大震災で風評被害を受け、それを払拭するために、品質向上に向けた様々な取り組みをされました。KK2の食と文化講座でも、末廣酒造様にご協力いただき2015年に「初心者のための日本酒の楽しみ方」、2016年に「酒どころ福島のお酒をお燗で楽しむ」を開催し、酒どころ福島県をご紹介しました。今回のニュースが、風評被害はもちろん、昨今のコロナ禍で、飲食店が低迷する中、日本酒の落ち込みも回復させ、来年の10連覇にも期待したいところです。
KK2では、震災の3月11日、夕方から翌日まで、スタジオとエキスパート倶楽部で、帰宅困難者の受け入れ施設として、延べ300名の方にご利用いただきました。2015年には千代田区と協定を結び、「帰宅困難者等一時受入施設」として認定され、備蓄品を揃えて災害時に備えています。3.11では、多くの日本人が、日本は災害国家であることを意識しましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れる、とならないよう、常にいざという時の為に備えておくべきです。KK2では、東日本大震災・原発事故から得た教訓を課題に「おうち防災点検日」や「コロナ禍を未来に活かす『防災八策』」などのプログラムを開催してきました。
来月7月23日には、オンラインで第1回「愛の見える化」から始める防災準備について家族愛をテーマに開催します。家族との関わりから防災対策を見える化する、少人数でのワークショップです。講師は、レジリエンス人材育成トレーナーの鎌田修広さんです。最近では石川県能登地方の地震に加え、梅雨の大雨や台風襲来の季節を迎え、他人事ではないと実感します。この機会に突然起こる災害に備え、ご家族との行動計画や繋がりを強め、ぜひ自分事として備えていきましょう。お申し込みはこちらからです。
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華井弘子