日本人の心のレジリエンス-変化を乗り越え先へ進む力-
来週8月23日(火)に柴田文啓氏、平田英世氏、野田弘子氏をお招きして、AVCC名称・定款変更記念 法話&クロストーク「どう生きるか ~自ら考え、行動する時代~」を開催します。LIVE配信(500名定員)はまだ余裕がありますので、ご興味おありの方は是非ご視聴申し込みをお願いします。当日は前半には、柴田文啓氏にご法話をいただき、後半は、平田氏、野田氏にもご参加いただき、掲題のタイトルに沿ったクロストークをいただく予定です。
という事で、日本人の生き方の拠り所について調べていますと、「現代日本人の意識構造」(著:NHK放送文化研究所、NHK出版)に、信仰意識について出ていました。2018年では、「何も信じていない」32%、「神」31%、「仏」38%となっていて、やや「仏」が多いようですが、神仏は1973年からは減少、「何も信じていない」がやや増加しています。
実際、日本人は、正月は神社、葬式は仏教、結婚式は教会と、器用に使いわけていますし、「表面的には無信仰」に見えますが、深層では「仏・神・儒」が一体化した心の拠り所を持つという説もあります。これは、万物に神々がいるという日本の古代神道に、中国から伝わった仏教と儒教が融合したという説です。それでは、何故現代日本人の多くが無信仰だと称するかというと、明治維新から敗戦までの過度な国家支配への拒否感と、その反動での戦後復興期での経済活動への心の逃避だったのではないかという説が「人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸」(著:寺島実郎氏、岩波書店)に出ています。
ここでは、信仰か無信仰の議論は置くとして、歴史的な世界の大変化を眼前にし、これらを乗り越え先へ進むためには、自ら考え行動するための心のレジリエンス(耐久力)を何らかの形で持つ事が、今、日本人に求められているのではないでしょうか。「次のキャリアをどうするか」、「第2の人生をどうするか」等、世代ごとに見えている景色は違うと思いますが、8月23日は、法話とクロストークで皆様と共に考え、共に学び、共に担う社会へむけて一歩でも踏み出すよい機会になればと思います。
*「レジリエンス」については、下記はじめKK2サイトに多く掲載されていますので、ご参照ください。
21世紀の日本人に必要なちから「レジリエンス」
第51回エキスパート・スタジオ レジリエンス人材育成トレーナー 鎌田修広さん
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