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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第749号 2022年9月2日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,869

「地震の時は竹やぶに逃げろ」関東大震災から99年!

久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 私事で恐縮ですが亡き父がまだ子供だった私に、「地震の時は竹やぶに逃げろ!」といつも言っていたことを思い出します。存命であれば今年99歳になる父は1923 (大正12)年山梨県の生まれ、この年9月1日11時58分に発生した関東大震災に遭遇、直接被害は免れたものの余震が続き家の中には怖くて入れず、近所の安全な竹やぶで三日三晩を過ごしたそうで、この話しは今も私の頭に鮮明に刻まれています。江戸時代より人間は、筍を美味しくいただき、防災林として竹やぶを重宝してきました。しかし近年、蔓延る竹やぶは疎まれその姿を減らす一方で、地震や大雨の度に土砂が崩れ護岸が破られています。この因果関係を紐解く知見は私にはありませんが、人間の生活と竹やぶとの関係性について、皆さまはどうお考えになりますか?


霞が関コモンゲート(中央合同庁舎第7号館)にあるデジタル公民館KK2

 2008(平成20)年、官民協働で生まれた霞が関コモンゲート(中央合同庁舎第7号館)に、AVCCは民設民営のデジタル公民館KK2 (霞が関ナレッジスクエア) を創設しました。千代田区霞が関は面積0.48km2、住民は4世帯4人ですが、昼間は官民約66,000人が働く日本をリードする町です。文部科学省・金融庁・会計検査院と民間企業が同居するこの町で、KK2はリアルとバーチャルを融合し多様な人々が学び交流するデジタル公民館®として活動しています。

 2011(平成23)年、KK2は3.11東日本大震災発生直後から帰宅困難者を支援する「Aid Station」として、災害情報の提供、安否確認支援、飲食の提供を行い、翌朝10時まで概ね延べ300名余のみなさまにご利用いただきました。この実績を経て2015(平成27)年、千代田区とAVCCは「大規模災害時における帰宅困難者等受入に関する協定」を結び、水・食糧・携帯トイレと災害時用公衆電話(特設公衆電話)・防災行政無線を備え、いざという時、避難所としてご利用いただけるよう常に備えています。

 関東大震災から99年経過しましたが、KK2が提供する解説動画「帰宅困難者問題を考える」を是非ご覧いただき、いざというとき自分や周りの人とどう行動したらよいのか?是非お考え下さい。また防災準備って何から始めたらいいのかわからない方には、10月22日(土)開催【オンライン】第2回「愛の見える化」から始める防災準備 テーマ「隣人愛」に是非ご参加ください。隣人とのつながり強化であなたとご家族の命を守りましょう!

 先日8月23日に開催した、「どう生きるか~自ら考え、行動する時代~」の動画と皆さまから頂戴したご質問に対する各登壇者の回答を公開しました。見逃した方、見直したい方、是非ご覧ください。

 KK2には竹やぶもおいしい筍もありませんが、自ら考え行動する皆さまを後押しし続けます。今後もよろしくお願いします。

■発行元:一般財団法人AVCC 霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
電話:03-3288-1921 FAX:03-5157-9225
■Webサイト:
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霞が関ナレッジスクエア(KK2)は学校教育や企業研修では教えていない「しごと力」をいつでも、どこでも、誰でも学べる場を提供することを目的に、一般財団法人AVCCの公益目的事業として運営しております。