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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第763号 2022年12月9日発行)by AVCC

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テクノロジーがみせる、諦めない日本代表による、1mm以下の世界!

伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

 日本のワールドカップはドイツ・スペインに勝ちベスト16で終わりました。あきらめず、戦い続けた日本代表は勇気をくれました。本当にありがとうございました。

 ワールドカップでは、様々な諦めないプレーがありました。日本-スペイン戦はみなさん、盛り上がりましたね。視聴率も瞬間最高視聴率34.6%だったようです。三笘選手の諦めないセンターリングは1mm以下で残っていたボールをVAR(Video Assistant Referee)で確認でき、得点になり、決勝リーグにつながりました。今回のワールドカップから新たに導入された、「半自動オフサイド技術(テクノロジーに関する説明の図が分かりやすいです)」によるもので、ボール内のセンサーの位置データと12台のカメラ映像を組合わせて判定されています。位置データは、1秒間に500回フィールド上の位置データが発信されています。試合後も色々と話題になりましたが、FIFAから、テクノロジーによるエビデンスを用いた公式な説明もありました。三笘選手の絶妙な1mm以下の世界を説明してくれる新たなテクノロジーが世の中で大きく認識される機会となりました。余談ですが、「半自動オフサイド技術」は、ソニーグループ傘下の「ホークアイ・イノベーション」が提供する映像トラッキング(追跡)システムのようです。デジタルでないと見れない世界を、改めて実感させてくれました。

 三笘選手をはじめ日本代表の皆さん、ドイツ・スペインに勝ったベスト16、ありがとうございました。また4年後には次の新しい景色をみせてくれることを期待しています。


写真提供:アディダス ジャパン

 KK2は、メッセージfrom KK2第762号でご紹介しました「デジタルしごと力チェック(DSC)」を提供しています。6カテゴリの一つの「データ活用力」のカテゴリには、「データ活用を行うため、目的を設定し、達成するための課題・仮説を論理的に考え、原因・解決策を探るためのデータを準備できる。」という項目があります。上記「半自動オフサイド技術」は、ボール等からデータを準備し、可視化をして、サッカーの試合の中での判定に活用されています。もう日常の中に、こういったテクノロジーが溶け込んでおり、デジタル社会であることを実感します。皆さまのリスキリングに向けて、DSCで「デジタルしごと力の6カテゴリ57の項目で自分自身が認識できていること、できていないこと」を考えるサポートをしていきます。6カテゴリ57の項目、確認してみませんか?

伊藤健二 伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)

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