ChatGPT等のAI時代だからこそ、産学官の意義を考える
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伊藤健二
KK2産学官連携主席研究員
三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)
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KK2設立当初から参加させて頂きましたが、今回で最後となります。様々なメッセージを書かせて頂きました。内閣府、文科省、厚労省等の政府の各種委員等の立場などで、様々な調査、ガイドラインもこのメッセージの中でご紹介させて頂きました。政府のリスキリング、地方創生/デジタル田園都市国家構想関連、など、大きな予算が継続的に投入されることも、どういった調査、事例、それらの整理などからそういった政策が進められているのか、報告書等がまとめられたタイミングなど、できるだけ、タイムリーにご紹介をさせて頂きました。皆さまにとって、事例の中には新たな挑戦の一歩に少しでも参考になればと思い、メルマガのアクセス解析での開封率、個別の連絡も楽しみにしていました。新聞記事で部分的な内容が紹介されることもある政府の報告書ですが、メッセージ fromKK2第774号でご紹介しました「DX白書2023」のように、実際の報告書もWeb上でご紹介されていることも多いので、実物を是非ご覧頂ければと思います。AIツールである「ChatGPT」も流行っていますが、流石にタイムリーな、具体的な回答はまだされないようです。(ChatGPTの3/22時点の返答の一部「私が持っている知識のカットオフは2021年であり、DX白書2023に関する情報は持っていません。DX白書2023の内容については、発行元や関連する団体から直接情報を入手することをお勧めします。」)

図:企業・大学等での実践の効果を実現するリサーチ・モデル化による、産学官連携
VUCA(Volatility Uncertainty Complexity Ambiguity、不確実性や不透明性を増した状況)の時代が故に、関係している人での連携、産学官で「連携」は必要不可欠です。お互いがどのような問題意識をもった活動になっているか、図のようなイメージで、本音を通い合わせ、「新たな一歩」を考える連携です。KK2では、メッセージ fromKK2第758号で久保田代表、メッセージ fromKK2第777号で伊庭野さまが紹介されているように、「Valuable Communication」を進めていきます。今後とも、KK2は皆さまとそういった本音も通った連携を進めていくと思いますので、宜しくお願いします。本メルマガの読者、これまでKK2の場で交流いただいた方々、事務局の皆さま、ありがとうございました。
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