メッセージの音声版をYouTubeで公開中

メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第781号 2023年4月14日発行)by AVCC

無料で学べるKK2Webサイトの動画掲載本数 1,909

人は変われる -「KK2キャリア相談室」ご活用の勧め-

伊庭野基明
KK2グローバルキャリアカウンセラー

 新年度ネタを書こうとして、ふと浮かんだ「諸外国の年度は?」という質問をAIに投げてみたところ、会計年度、学校年度ともに4月始まりの日本に対して、アメリカはそれぞれ10月と9月など国ごとにかなり多様だとの答えがパラパラと出てきました。現段階ではデータの真偽確認など、そのままデータを流用する事にリスクを感じますが、今後AIをいかに使いこなすかは喫緊の課題となりました。今後はより人と人との対話に近いインターフェースや機能も更に進化する事でしょう。

 さて、新年度ネタですが、過去12年間の4月の私のメッセージ原稿を読み返してみました。2011年は東日本大震災直後でしたが、日本における新卒採用での「シューカツ」という仕組みのムダへの疑問、2014年は「グローバルな視点」について、そして、2015年は新しい環境での「行動変容」について「やるき度UP」への理論(下図参照)についてのご紹介などさせていただいてきました。その後2017年でも社会で必要とされるスキルとしての個人のコンピテンシーをどう鍛えるかについて、2020年ではコロナ禍を契機として、ピンチをチャンスに変えるという観点で、個人の行動変容のみならず日本社会の在り方、変容の必要性についても書かせていただきました。

 多少繰り返しにはなりますが、進学された学生の皆様、新しい職場、環境での活動を始める皆様に「人は変われる」というメッセージになればと思い、マクレランド教授の「動因獲得理論」をご紹介します。内容は、パーソナリティーの中核と言った特性も、その「達成に関する心的構造」をよく理解して、外部の他者の客観的助けを得て、行動する事で変容が可能だという事です。AIを使いこなすような自分に変わっていくことも今後必要かもしれませんが、まずは、「人は変われる」という事を押さえていただき、必要であれば、「KK2キャリア相談室」で、外部の他者としての客観的アドバイスなどを受けていただけると思いますので、是非ご利用ください。

伊庭野さん 伊庭野基明
1974年慶應義塾大学卒。日本IBM、リクルート、慶應義塾大学、外資金融機関等を経て、現在KK2グローバルキャリアカウンセラー(米国 GCDFキャリアカウンセリング資格)。一般財団法人AVCC 理事

yose yose yose yose

■発行元:一般財団法人AVCC霞が関ナレッジスクエア事務局
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン 3F
電話:03-3288-1921 FAX:03-5157-9225

霞が関ナレッジスクエア(KK2)は学校教育や企業研修では教えていない「しごと力」をいつでも、どこでも、誰でも学べる場を提供することを目的に、一般財団法人AVCCの公益目的事業として運営しております。