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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第788号 2023年6月2日発行)by AVCC

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Advanced Valuable Communicationの社会実装

久保田了司
一般財団法人AVCC 理事長
霞が関ナレッジスクエア(KK2)代表

 新型コロナウイルスよりも人類の方がはるかに急速に収束モードに入り、霞が関界隈の喧噪も以前の姿を取り戻したようです。取り戻しつつある自由を嬉しく思いつつ、漫然と過去に立ち返るのではなく、この間得た学びと経験を活かし感染症と共に生きる新生活様式を確立し行動することが今重要ではないでしょうか?

 デジタル社会に入り、学校教育・職業教育等様々な教育の場で、一斉授業形式がいまだに一般的ですが、これでValuableな「教育」が実現できるのでしょうか?

KK2では「教育」について、
(1) 学習者の目標行動を明確にする
(2) 学習者に行動させる:講師は、例題を与えたり、問いかけをしたりすることにより、学習者に考えさせます。学習者は自ら行動することが重要で、受動的に説明を聴きノートを取るだけでは教育効果は少ない。
(3) 目標行動をした学習者に「それでよいのだ」と伝える:講師が学習者行動に対してKR情報を発することで、学習者はインスパイアされます。
この三点が特長であり「知識の伝達」とはまったく違うものと考えています。


5/26「デジタルTERA小屋」内で参加者に問いかけたDPP回答集計結果

 去る5月26日(金)、KK2スタジオ約80名オンライン約70名の方にお集まりいただき、「デジタルTERA小屋~エキスパートと学ぶ~」をハイブリッド開催しました。デジタルTERA小屋は、寺子屋が一斉授業形式ではなく師匠が個々筆子(学習者)の実情に合わせて指導したことに習い、デジタル社会での新しい学びのスタイルを目指すものです。今回は「情報的健康について ―アテンション・エコノミーにどう向き合うか―」と題し、師匠(エキスパート)に慶應義塾大学大学院法務研究科教授 山本龍彦さんをお招きし、伊庭野基明さんのモデレートで数多くの筆子と、共に考え、共に学ぶ場を実現しました。「しつけ」を重んじた寺子屋に習い、デジタル社会でのしつけ即ち「デジタルリテラシー」を学ぶことができる秀逸のプログラムです。収録映像を公開致しましたので是非ご参加ご視聴いただき、情報的健康に向けた行動に取り組んでください。

 なお、次回のデジタルTERA小屋は6月6日(火)に開催を予定しています。「障がい者『が』働く、障がい者『と』働く」と題して俣野公利さん(ANAウイングフェローズ・ヴイ王子株式会社)をお招きします。自身も障がいを持ちながら治療と仕事を両立し、「雇用する側・される側」両方の思いを伺います。皆様のご参加をお待ちしております。

 令和5年度新たに公開した、IoT道場 ~Raspberry PiとPythonでIoTに挑戦!~は、指導するデジタル人材不足の下で、「自学自習」と学習者同志の「学び合い」によるプログラム学習とIoT実習の実現を目指すものです。紹介ビデオ(KK2公式YouTube)を是非ご覧下さい。まずは前半「Python基礎講座」(無料)からお試しいただければ幸いです。

 令和5年度KK2は 「Advanced Valuable Communication」の社会実装を目指します。

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霞が関ナレッジスクエア(KK2)は学校教育や企業研修では教えていない「しごと力」をいつでも、どこでも、誰でも学べる場を提供することを目的に、一般財団法人AVCCの公益目的事業として運営しております。