「自ら考え行動するデジタル人財」へ向けて-KK2デジタルTERA小屋-
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伊庭野基明
一般財団法人AVCC 理事
KK2グローバルキャリアカウンセラー
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KK2では「デジタルTERA小屋」を3月から毎月開催しています。「エキスパート・スタジオ」等、コロナ禍で中断していたゲストと皆様を会場にお招きしての学びのプログラムを、リモートと会場参加のハイブリッドというコロナ禍だからこそ進んだ、新しい「デジタル空間」へ拡張する試みです。今年は既に5名のゲストに登場いただき、それぞれ【第3回】ダイバーシティなくして日本の未来なし!(野田弘子さん)、【第4回】災害大国日本で考える、人権と尊厳(石井美恵子さん)、【第5回】情報的健康について-アテンション・エコノミーにどう向き合うか(山本龍彦さん)、【第6回】障がい者「が」働く、障がい者「と」働く(俣野公利さん)、【第7回】野菜を伝える、野菜で伝える ~田畑は人も育つ場所~(設楽哲也さん)といったテーマでお話をいただき、会場とリモートでご参加いただいた視聴者の皆さんと共に考え、学んできました。
これらの講演は、「これからの日本をどう生きるか」を基本テーマとしてお話しいただき、先週号の「令和の黒船」とも関係しますが、今世界で起こっている、環境問題、自然災害、デジタル化、資本主義、民主主義、ESG、多様性と言った、大きな変化を眼前にして、私たちは日本、日本人として何を考え、どうすればよいのかを総合的に考える機会になればと思っております。特に「デジタル化」に関しては、短い時間ではありますが、各ゲストにお話を伺い、KK2が推進しております、「自ら考え行動するデジタル人財」に向けて、視聴者の皆様と共に考え、共に学んでおります。蛇足となりますが、「嘉永の黒船」は日本という国家を産業革命の下で発展、進化する世界に開き、日本に進化の機会を与えましたが盲目的な列強追従となってしまいました。そしてまた、日本人の眼前には前出のような多くの課題を抱え、「令和の黒船」が開く、大きく変化する世界が広がっています。これは、今度こそただ真似るのでななく、正に「どう生きるか」を自分の頭で考える世界です。
「デジタルTERA小屋」のご活用が皆様の「自ら考え行動するデジタル人財」へ向けての学びに繋がればと願っております。なお、【第7回】設楽さんの動画は7月20日に公開予定、【第8回】深く考えられる人間になろう~発明者の想いを形にする「弁理士」のChatGPT活用法~(黒瀬泰之さん)は9月14日開催予定となっていますので、是非ご視聴、ご参加お願いいたします。
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