弁理士の黒瀬さんに聞く -生成AI(ChatGPT)をどう使うか-
|
伊庭野基明
一般財団法人AVCC 理事
KK2グローバルキャリアカウンセラー
|
人類は250万年前から石器を使い始め、その後青銅器、鉄器、車輪、印刷機、蒸気機関などの多くの道具を発明し、技術の進歩とともに生活と社会を大きく変化させてきました。時代を問わず、これらはすべて画期的な変化と革命をもたらしてきました。現在私たちが経験しているIT、DX、AI革命も同様であり、これからもさらなる革命が続くことを考えると、最近の「グローバルの逆流」などと悲観することなく、むしろポジティブに「どうするか」「どう生きるか」を考えるべきでしょう。そんな背景を踏まえ、9月14日に弁理士の黒瀬さんを「KK2デジタルTERA小屋」にお迎えし、ChatGPTという革命的とも言われる技術の利用についてお話しいただくことになっています。事前テーマとして「深く考えられる人間になろう」をいただいていますが、上記の問いと合わせて、共に考えてみたいと思います。

来週開催(会場・ライブ配信)9/14当日のお申込み可
「革命的」と言うと大げさかもしれませんが、私の半世紀のしごとで「革命的」と感じた体験を少し紹介します。1974年に私は「システムエンジニア」として就職し、大規模システム開発部門に配属され、黎明期の銀行オンライン化、航空機座席予約、全国物流、新聞の自動編集などの社会基盤システムの開発に参加しました。その多くは「機械化、省力化」を目指し、導入コストを人件費の削減で回収するというロジックで、まさに人間の仕事を置き換える動きを経験しました。例として、新聞製作はHot Type Systemという鉛の活字を一つ一つ手で並べる職人技から、コンピュータで編集し、プラスティックの活字を自動生成するCold Type Systemに進化しました。この半世紀、特にコンピュータがもたらす社会革命を振り返ると、人間の労働が機械に置き換わる動きが目立ちます。しかし、現在進行中のAI革命はどのような形で進むのでしょうか。藤井聡太七冠のようにAIを活用し、新たな力を獲得するのか、それとも単にAIに代替されてしまうのか。しばらくはAIから目が離せません。まずは9月14日の黒瀬さんのChatGPTの利用と、「どう生きるか」のお話しを楽しみにしております。多くの皆さんの参加を心よりお待ちしています。
|