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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第812号 2023年11月17日発行)by AVCC

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「まちの防災発見ツアー」体験記

秋田 義一
一般財団法人 AVCC 理事
一般社団法人 話力総合研究所 理事長

 先日KK2の「まちの防災発見ツアー ~ 夜の"霞が関"に飛び出そう! ~」に参加しました。「防災まち歩き」は何度か体験しています。まちを歩きながら、危険な箇所を見つけ、地図に記入します。会場に戻り、グループで話し合いながら内容をまとめ、発表します。今回も同様だろうと思っていましたが、講師はあの鎌田修広先生(株式会社タフ・ジャパン代表)。元横浜市消防訓練センター体育教官、レジリエンス人材育成トレーナー、消防・防災のエキスパートです。どのように「防災まち歩き」を指導するのか、興味がありました。

 参加してみると、私が思っていた「防災まち歩き」とはかなり異なるプログラムで、新鮮でした。私たちは霞が関周辺を歩きながら、消火栓や消火器、災害時に利用できる自動販売機、AED(自動体外式除細動器)、災害時帰宅支援ステーションなど、災害に遭った際に必要な設備や施設を確認しました。そして、それらがどのようなものであり、どのように活用するべきかをグループで調べ、発表しました。もちろん、最後に鎌田先生が要点をまとめて話してくださいました。

 災害時に危険な場所を事前に見つけておくのが、守りの(備える)防災に対して、災害時に活かせる設備や施設の位置を確認し、事前に調べておくのは、攻めの(活用する)防災と言えるのではないでしょうか?「攻守一体の防災」今回の体験を通して、防災に対する考えを一層深めることができたように思います。

 こういうプログラムだろうと勝手に決めつけず、参加してみて本当に良かったです。まずは参加し、体験することが大切です。自分の問題意識を高め、視野を広げ、考えを深める上で重要なことだと再認識しました。

今回のワークショップの動画が公開されておりますので、皆さんもぜひご視聴ください。

秋田さん 秋田 義一
システムエンジニアとして大手企業に勤務する。その頃、コミュニケーション能力を高めることの重要性に気づき、単なる話し方・聴き方でない人間の総合力を高めるための「話力理論」を学ぶ。実務を継続しながら、(株)話力総合研究所のインストラクターに就任。以降、主任講師、理事 指導部長として、多くの企業、団体で話力、ビジネスコミュニケーションの講師を務める。2016年3月、一般社団法人話力総合研究所を設立し、理事長に就任、現在に至る。

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