「戦争のない地球」は空念仏なのでしょうか
イスラエル軍によるガザ地域の進攻と破壊、2年近く続いているロシア軍のウクライナ領土への侵攻。最近のこの2件の軍事行動は私に大きな思考変更を強いるものでした。21世紀からは、戦争は無くなり国家間の問題はすべて話し合いで解決されると信じていました。残念ながら私の見解は間違っていました。私の空念仏でした。20世紀まで続いた「戦争」というものが、私達人類社会にとってこれからも必要なものなのでしょうか。どうも「YES」が正解のようです。

恵日山 開眼寺
しかし、宗教家の私にとりまして一日も早く戦争という活字が消え去ることを願っています。この地球上の生き物の中で同一種族間の多数の死と犠牲を伴う「戦争」のような争いをするのは、私達人間だけの現象ではないでしょうか。この限られた寿命の地球とそこに存在する多くの命ある動植物、並びに80億人の私達人類のより安全な、より長い存続が今求められているのです。この地球に生を授かっている私たちは「戦争のない地球」にすべく全力をもってその実現に努力すべき時が来たと思っています。
◇−−柴田さんご登壇動画を公開しています−−◇
2023年11月9日(木)第十四回 霞が関坐禅会 ~自分自身と向き合ってみよう~
5.柴田 文啓さん「話し合いで解決できない社会・参加者からの質問」
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