障がい当事者のリアルな声に耳を傾けてみませんか
～コミュニケーションのバリアフリー実現に向けて～
令和6年度が来週よりスタートします。事務局スタッフ一同、引き続きWeb会員の皆さまの学びにお役に立てるよう努めてまいりますので、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
さて、新年度には様々な法改正が予定されています。その一つに障害者差別解消法の改正法が4月1日より施行され、全ての民間企業に対して合理的配慮の提供が義務化されます。誰もが快適に暮らし、働ける社会の実現に向けて一歩進むことが期待されます。
KK2では令和5年度に、「すべての方に一個人として障がいを理解していただき、障がいのある方との接し方を考え行動に移していただくこと」を目的として「障がい当事者が語る！コミュニケーションのバリアフリー」を公開しました。ANAグループの特例子会社*であるANAウィングフェローズ・ヴイ王子様にご協力をいただき、障がいのある社員の方々が講師として、ご自身の障がいについて、日頃困っていること、そして職場でどのような工夫をしているのかなどについてお話をしていただいています。
この講座は全17単元で構成され、各10分程度の動画と理解度確認テストが含まれます。内容は、肢体不自由、視覚障がい、聴覚障がい、内部障がい、精神障がい、発達障がい、知的障がい、加齢に伴う障がい等、様々な障がい別に紹介しており、出張中に社員の方が北海道胆振東部地震に遭遇した体験についても語っていただいています。
「障害者に関する世論調査」(令和4年11月)では、障がいのある方への手助けが未経験である主な理由として「困っている障害者を見かける機会がなかったから」「どのように接したらよいかわからなかったから」「自分が何をすればよいかわからなかったから」などが挙げられています。本講座を通じて、障がいを理解し、適切な接し方と行動を学ぶきっかけにしていただければ幸いです。既に静岡銀行様、山梨中央銀行様、名古屋銀行様でも全行員研修の教材としてご活用いただいています。是非一度ご視聴ください。
*障がいのある人の雇用促進と雇用の安定化を図るために設立された会社
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