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メッセージ from KK2

KK2weekly【メッセージfromKK2】(第838号 2024年5月17日発行)byAVCC

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デジタルコミュニケーションの要(かなめ) 文章力を磨こう

秋田 義一
一般財団法人 AVCC 理事
一般社団法人 話力総合研究所 理事長

 コミュニケーションというと多くの人が対話、すなわち「話すこと」「聴くこと」を思い浮かべるようです。しかし、コミュニケーションは話す、聴くことばかりではありません。そもそもコミュニケーションとは何でしょうか?私は「ことばや文字などを介してお互いの意思(情報、考え、気持ち)を伝達しあうこと」と考えています。

 文字によるコミュニケーション。電話が発明されて以来、文字によるコミュニケーションは、どちらかというと下り坂だったかもしれません。最近はメールや、メッセンジャーアプリ・チャット、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などにより、デジタルコミュニケーションとして勢いを取り戻したようです。

 デジタルコミュニケーションは、趣味や交友関係だけでなく、ビジネスの世界にも広がっています。文章を作成する機会が増えていますね。忙しい皆さんでしょうから、作文にそれほど時間をかけられないのではないでしょうか?短時間にビジネスで通用する適切な文章を書く自信がありますか?時々、首をかしげる文章を目にします。「近日、家庭用のごみが駅トイレに散乱する事象が多発生しております。」なんとなく気持ちはわかりますが、違和感があります。「8:00~9:00までの間、発車ブザーが鳴り終わりますと電車のドアとホームドアが閉まります。」他の時間帯にブザーとドアはどうなるのか、戸惑いますね。

 みなさんは、短時間で、相手が読みやすく、わかりやすい、しかも自身の目的を達する文章を書いていますか?

 話すことだけでなく、作成した文章でも、周囲から評価されます。それゆえ、自身の文章をおろそかにするわけにはいきません。「文章で人の心を動かす」しごと力を身につける。デジタルコミュニケーションの要は文章力です。関連講座として『文章で人の心を動かすための「5つの基本」』を6回シリーズで順次公開しています。本シリーズでは一般社団法人 話力総合研究所の講師が登壇します。自身のしごと力をより高めるため、動画をご覧いただき文章作成力も磨いていきましょう。

秋田さん 秋田 義一
システムエンジニアとして大手企業に勤務する。その頃、コミュニケーション能力を高めることの重要性に気づき、単なる話し方・聴き方でない人間の総合力を高めるための「話力理論」を学ぶ。実務を継続しながら、(株)話力総合研究所のインストラクターに就任。以降、主任講師、理事 指導部長として、多くの企業、団体で話力、ビジネスコミュニケーションの講師を務める。2016年3月、一般社団法人話力総合研究所を設立し、理事長に就任、現在に至る。話力普及活動のかたわら、技術士(情報工学部門)、防災士として、防災啓発活動や、情報科学に関する大学教育にも注力している。

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